診療所では受診者全員、付き添いの方も含め全員に体温測定とパルオキシメーターでSpO₂(動脈血酸素飽和度)測定を行っております。
肺から取り込まれた酸素は、赤血球に含まれるヘモグロビンと結合して全身に運ばれます。
SpO₂(動脈血酸素飽和度)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して(経皮的に)調べた値です。
一般的に96~99%が標準値とされ、90%以下の場合は十分な酸素を全身の臓器に送れなくなった状態(呼吸不全)になっている可能性があるため、適切な対応が必要とされています。
慢性に肺や心臓の病気のある患者さんでは、息苦しさや喘鳴などの症状が強くなり、SpO2が普段の値から3~4%低下した場合は、かかりつけ医に連絡するか受診をしてくださいと日本呼吸器学会でも呼びかけています。
体温が37.5度以上の方は診察をお断りしています・・・が、現在、お断りした人ゼロです。
そもそも肛門科に発熱や風邪症状で受診されませんからね。
でも、なんでSpO₂(動脈血酸素飽和度)を測るのか
その理由についてお話ししたいと思います。
関東地方でコロナ患者さんの治療に当たっておられる先生から、
臨床症状と、実際の肺の状態が、あまりにも乖離していて、肺がギリギリなのに、呼吸苦を訴えない方が多く、普段(発熱がない、無症状のとき)のSpO2を知っておく重要性を指摘されたからです。
そしてその先生曰く
SpO₂が95までなら経過観察、
90を切るようなら、各都道府県の新型コロナウイルス感染症サポートセンターへ電話し、指示をあおぐ。(高齢者や合併症のある方は、95を切るくらいで電話しても可)
とのアドバイスをいただいたので後に重症化する隠れコロナ患者さんの発見につながれば・・・と思って測定しております。
そして現在、SpO₂が90以下の患者さんはゼロ。
大した症状が無いのに急激に悪化する人は、もしかして既に肺はかなりやられているのに、症状が出ていないだけかもしれませんね・・・
と言う理由で窓口でSpO₂を測定しております。
どうかご了承ください。
異常がある場合は必ずこちらから説明致しますので、何も言われなかった場合は安心してくださいね。
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