北大教授からの「助けてください」というメッセージ | みのり先生の診察室

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医師向けの医療ニュースを見ていたら

 

 

「助けて!」北大教授の悲痛な願い

 

 

というタイトルが目に飛び込んできました。

 

 

それは北大の西浦教授が医療従事者に向けた緊急メッセージでした。

 

 

その内容がヤフーニュースにも掲載されましたので是非お読み下さい下矢印

 

 

西浦・北大教授「助けて欲しい」解禁ムードを危惧

 

 

感染者数が増加しているにもかかわらず、日本においては死者数が低く抑えられているためなのか、「新型コロナウイルスは怖くない」と楽観視する人もおられるようで、特に若い人の間では危機意識が低く、いつも通り行動している人も多く見かけます。

 

 

うちの子供たちも大学生ですが、二人とも医学部ということもあってか、一般の若者よりは病気に対する知識もあり、警戒した行動を取っております。

 

 

西浦教授もメッセージの中で言われていますが、小中学校の休校が解除になり、市民の間で「解禁ムード」が広がってしまうことを大変危惧されています。

 

 

行動がいつも通りに戻ってしまうと、アメリカや欧州各国のように爆発的な感染者数の増大が懸念されると。

 

 

特に大規模イベントを流行地域で再開して、ひとたび大規模流行が発生すると制御不能になります。

 

 

大阪のライブハウスから発生したクラスター感染は、規模が100人だったため、どうにか制御できましたが、それでも蓋を開けてみれば50人以上の感染者を出すという、確率から言うとすごい結果になってしまいましたからねあせる

 

 

東京都の会見で都市封鎖もあり得るとの発言がありましたが、感染爆発が起こると、命の危険にさらされてしまう事態にもなりかねません。

 

 

会見で同席したドクターが話されていましたが、新型コロナウイルス感染は、さっきまで元気に普通にしゃべっていた人が数時間のうちに容態が急激に悪化し、人工呼吸器をつけなければならない状態に陥る、本当に怖いと言われていましたね。

 

 

人工呼吸器の数は無限にあるわけではありません。

 

 

重症化する人が増えれば数が足りなくなり、人工呼吸器をつけられなかったせいで亡くなる患者さんが出てしまいます。

 

 

イタリアやフランス、スペインのように・・・。

 

 

欧州各国では医師や看護師の感染者も増えてきており、そうなると患者さんを助ける側の人手不足が生じ、医療崩壊してしまいます。

 

 

休校措置が解除され、世の中は春休みムード。

 

 

そしてコロナに関係なく桜も咲いています。

 

 

お花見シーズンということもあいまって、自粛疲れしていた人たちが一気に出かけたりイベントを開催すると・・・感染が拡大してしまうかもしれませんあせる

 

 

屋外は比較的安全でしょう。

 

 

でも人口密度が高ければ感染のリスクはあります。

 

 

だから一人一人が節度を持った行動をすべきでしょう。

 

 

感染のピークはこれからと言われています。

 

 

西浦教授は次のように言われています。

 

 

「それは1月から2月上旬に中国および中国帰りの渡航者を端緒として始まった流行の比ではありません。

 

 

非常識を承知で分かりやすいようにミサイルで例えると、

 

 

1月から2月上旬は短距離ミサイルが5~10発命中した程度ですが、

 

 

この3月のパンデミックの状況というのは、空から次々と焼夷弾が降ってきているような状態です。

 

 

そこで『火事を一つ一つ止めないといけない』というようなのが今の状態です。」

 

 

それを私たち医療従事者が理解し、それを患者さんや市民に伝えて欲しいと西浦教授はメッセージを出されたのでした。

 

 

では具体的にはどう行動すれば良いのか?

 

 

50人以上の大規模イベントへの参加はしない

 

 

3条件の重なる場所(例えばスポーツジム、ライブハウス、展示商談会、接待飲食など)およびその他の機会(懇親会など)の接触を控える

 

 

3条件はご存知ですよね?

 

 

東京都の会見で3つの「密」と言われていましたが

 

 

  1. 密閉空間
  2. 密集場所
  3. 密接場面

 

です。

 

 

屋内なら窓を開けて常に換気する

 

 

窓が無ければドアを開放して風を取り込む

 

 

離れて座る、距離を置く

 

 

話すときは互いにマスクを着用する

 

 

など、屋内でも「3密」を外すよう工夫することも出来ます。

 

 

あと、これに付け加えたいのが「加湿」ですね。

 

 

コロナウイルスの弱点は湿度であることが分かっていますから下矢印

 

 

新型コロナウイルスは3日間滞留し空気中で3時間生存・・・弱点は湿度=米で報告書

 

 

密閉空間であっても、加湿器をつけて湿度を上げてあげればウイルスの活動が収まります。

 

 

うちの診療所では加湿器を何台も稼働させて湿度を50%以上に保つようにしていますが、デパートなどの屋内施設で加湿器が付いているのは見たことがないですね・・・。

 

 

使えばいいのに・・・って思いますニヤニヤ

 

 

ただし加湿器の手入れを怠ると「加湿器肺」になることもありますので要注意です下矢印

 

 

加湿器肺ってご存知ですか?

 

 

とにかく今は

 

 

イベント自粛

ハイリスク空間を避ける

 

 

そして西浦教授のメッセージは次の言葉で締めくくられていました。

 

 

「今、頑張って皆で行動を変えることができれば切り抜けられる可能性が高いです。

 

皆さんの力が必要です。

 

お願いします、助けてください。」

 

 

自分一人くらい・・・と思わずに、一人一人が行動を変えることで日本が救われるかもしれません。

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

犬も自粛しないとダメですかねぇ・・・照れ

 

 

 

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