国際オーソモレキュラー医学会が2020年2月2日に配信した緊急速報。
そこには医療機関におけるコロナウイルスおよび関連疾患へのビタミンC点滴療法についての記載がありました。
その内容は、従来の基本的治療に加えて高濃度ビタミンC点滴とサプリメントを推奨していました。
そのレジメは以下の通り。
ここで大切なことは決して従来の標準治療を決して否定していないということ。
それにプラスして高濃度ビタミンC点滴をすることを勧めています。
私が週に2回受けている高濃度ビタミンC点滴は12.5g。
つまり軽症の新型コロナウイルスの治療に相当する量です。
癌の患者さんには多い人だと75g使うこともありますが、帯状疱疹や慢性疲労、インフルエンザや通常の風邪なら12.5gで十分。
点滴に通っている患者さんも効果を実感されているようです。
サプリメントを飲むのと違って直接、血管内に投与できますからね。
即効性と持続性があります。
さて、それでは実際、癌や美容目的ではなく感染症にビタミンCは効果があるのでしょうか?
2017年に出された論文を紹介しましょう。
重症の敗血症の院内死亡率は40.4%。
ところが従来の治療に加えてビタミンC6g点滴で併用すると、死亡率が8.5%と1/4以下になりました。
ビタミンCを併用することで死亡率は著しく下がったと言える結果です。
しかも使用量は6g。
私が通常のマイヤーズカクテル点滴に入れる量と同じです。
国際オーソモレキュラー医学会が提唱している量はこの倍量なので、さらに良い結果が期待できそうですね。
そして実際に中国でも、国際オーソモレキュラー医学会が緊急速報を出したすぐあとの2月11日から高濃度ビタミンC点滴の臨床試験が行われています。
重症患者に1日24gですから、まさしく国際オーソモレキュラー医学会が推奨している量とほぼ同じですね。
そしてその6日後の2月17日には、別の大学病院で臨床試験が始まっています。
臨床試験の結果はまだ出ていませんが、有効例は出ているそうです。
そして2月28日は国際オーソモレキュラー医学会の役員41名による署名記事が出されました。
そのまま全文掲載します。
一人でも多くの人が救われることを祈ります。
そしてこんなニュース記事が・・・
日本でも治療の現場でビタミンC点滴が当たり前のように行われるようになったらいいのに・・・と個人的には思っています。
抗癌剤のようにつらい副作用もなければ、値段も安いです。
たとえ効果が無くても摂りすぎても弊害はないし、細胞も傷付きません。
何も点滴でなければダメだというわけではありません。
サプリメントとして摂取するだけでもいいでしょう。
その場合、一度にまとめて飲むのではなく、ちょこちょこ複数回に分けて飲んで下さいね。
その方が吸収率がいいのです。
例えば粉末状のビタミンCなら水やジュースに溶かして持ち歩き、1日で飲みきるようにすると効果的です。
予防のためなら1日3g摂取することを推奨されていますので普段より多めに飲んでみて下さい。
診療所の患者さんはリポソーム化ビタミンCを飲んでおられるので、97%が細胞に吸収され効果的です。
普段は1日1包で十分ですが、今は1日3包がオススメです。
ビタミンCは薬ではなく栄養素です。
摂る摂らないも自由ですし、これだけで病気が治るとか、ウイルスが死ぬというものではありません。
否定的な医師がいるのも事実です。
しかしその内容の詳細や実際の治療の現場での患者さんの変化を見ずに、全てを否定されるのは非常に悲しいですね
標準治療をやらずにビタミンC点滴だけやるのは私も反対です。
標準治療をやりながら、標準治療にプラスして、ビタミンCを点滴や経口で摂取して、体の栄養状態を良くしてみるのも悪くないのではないのでしょうかと提案したいですね。
目くじらたてて全否定する前に、まずは自分自身で試してみて欲しいものです。
自分自身が体感しかことしか患者さんに語れないですし、伝わらない。
だから私は自分にやっていること、自分が使っているモノしか患者さんにすすめません。
そしてどうするか決めるのは患者さん自身。
肛門の治療も同じです。
医師として、専門家として診断と見解は述べますが、私の提案する治療を理解し、受け入れ、それを実践するかどうかは患者さんの自由。
望まない患者さんの手術をしたり、患者さんの承諾を得ずに診察の延長で手術をしたりしません。
点滴もサプリメントも同じです。
有益な情報だ
患者さんの役に立つ
と思うからこうして記事にしていますが、患者さん以外の人に、特に他の医師に意見をするつもりは毛頭ありません。
栄養療法や点滴療法を「エセ医学」「ニセ医学」「金儲け」と批判するドクターがいるのも事実。
標準治療と代替療法、
どっちがいいのか?
どっちが有効か?
という議論は無意味です。
そもそも考え方も提供している医療も違うわけですから。
どちらを選ぶのかは患者さんの自由ですし、両方選んでもいいわけです。
両方の「いいとこ取り」したらいいのにって個人的には思いますね。
私は両方のスタンスで、標準治療をやりながら、治療に耐えうるカラダ作りとして栄養を補ったら良いのではないかと考えて治療を組み立てています。
だから痔の手術もやっていますし、手術を受けられた患者さんにはビタミンCやヒト由来の乳酸菌を内服してもらい傷の治りをサポートしています。
明らかに傷の治りが良いですし、何よりも患者さんが体調が良くなったり、女性患者さんだと肌がキレイになったりと、変化を実感されます。
私自身、様々な不調を栄養療法で救ってもらったので本当に感謝しています。
今の医学では病気を治すことは得意でも、不調を治すことはなかなかできていません。
病気になってしまえば診断や治療に関するガイドラインがあるのですが、不調って本当に難しいです。
そこができるようになれば予防医学ももっと進むのだろうと思いますね。
ビタミンCについて書いてみました。
摂る摂らないは自由です。
早く新型コロナウイルス感染が収束することを願っています。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
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