糞詰まり(便栓塞)、摘便(便堀り)というと、高齢者の病気、自分には関係ないと思っている人が多いのですが、年齢は関係ありませんよ。
どれだけ出口に便を溜めたか
それだけです。
若い人でも糞詰まりになって摘便してますよ。
1週間、便が出てなくて
便が漏れると言って
オムツを当てて受診された患者さんは20代でした。
テニスボールよりも大きな硬い便塊が肛門の穴に挟まって、その隙間から下痢便が流れ出てきて、制御不能の状態で来られました。
痛くて座れない
歩くのもツライ
と、ご家族に両脇を抱えられて受付窓口まで来られ、横にならないと待てない状態でした。
横になっても痛くて辛そうで、結局、麻酔をして摘便をしました。
当院に来られる前に救急外来を受診して浣腸をしてもらったり、肛門科を掲げているクリニックも受診して薬をもらっていたのに、糞詰まりは解消せず、飲んだ下剤のせいで奥は下痢になり、下痢便が奥からどんどん押し寄せて便漏れを起こしていたのです。
出口の便には口から飲む下剤は効きません。
飲んだものはお腹に効くのです。
問題は腸内で起こっているのではなく出口(肛門)で起きているのに、腸に効く下剤を飲むから下痢になり便漏れを引き起こしてしまったのです。
このようなケース、結構あるのです。
だから
私は若いから大丈夫
毎日少しずつ出てるから大丈夫
明日出るだろう・・・
と過信せず、早めに受診して下さいね。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
毛は薄いですが体は元気です
患者さんたちが心配されているので
ラブの治療経過については
ブログで報告しますね
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
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