直下型地震について考える1週間に | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

皆さん、昨夜のNHK番組、ご覧になりました?

 

私は東京から帰ってきてギリギリ間に合ったので、しっかり観ましたよ。

 

うちの診療所では年に数回消防訓練をしているし、その時に消防署の方に来て頂いてやる訓練もあり、地震や津波、洪水などに関して色々と教えて下さるので、自分としては結構、知っているつもりでしたが、昨夜の番組を観てまだまだだなぁと思いましたね。

 

 

群衆雪崩

 

地震洪水

 

地下鉄での避難

 

地下街での水害

 

 

などなど、知らなかったこと、気付かなかったことがたくさんありました。

 

 

群衆雪崩とは、いわゆる「将棋倒し」のことだと思っていたら、色々調べてみると、ちょっと違うようですね。

 

一度にたくさんの人が集中することによって生じる群衆事故ですが、1㎡あたり5人の密度で発生すると言われているのが「将棋倒し」1㎡あたり10人を超えると、たくさんの人間が束になってそのまま浮き上がって横に倒れる「群衆雪崩」が起きる危険が高まるそうです。

 

2001年7月に明石花火大会歩道橋事故はこの群衆雪崩によって引き起こされ、11名の死者を出しました。

 

海外でも多くの群衆事故が起こっています。

 

コンサートなどで駅の改札入場制限をしたり、交通整理をしているのは、この群衆事故を引き起こさないためだったんですね。

 

そう考えると、お祭りや花火大会、コンサート、毎日の通勤ラッシュなどもコワイですねガーン

 

急いでいるからと前の人をグイグイ押さないようにしなければなりません。

 

災害時は多くの帰宅難民が出ると予想されています。

 

また火災旋風から逃げる時に、多くの人が通路に殺到することも考えられます。

 

災害時、緊急時に冷静な判断が出来るかどうか、私だって自信がありませんが、命を守るために気を付けたいと思いました。

 

 

そして

 

地震で洪水?

 

地震の揺れで堤防にヒビが入ったり、崩れたりすると、川の水があふれて市街地に流入し、先日の台風の時と同じように洪水が起こり浸水するというもの。

 

特に天井川は要注意!

 

川のほうが周囲の土地よりも高い川のことを天井川と言います。

 

こちらに詳しい解説がありました下差し

 

天井川とは何か。でき方と洪水になる理由を説明

 

自分が住んでいる地域が川よりも低い土地にあると、堤防が決壊すれば浸水してしまいます。

 

皆さんもご自分が住んでいる地域について調べてみて下さいね。

 

全国各地にあるようですよ。

 

 

そして地下鉄での避難

 

これは消防訓練の時に消防署の人に教えてもらったことがあるので、知ってました。

 

地震の揺れと停電で地下鉄は止まりますが、その時に慌てて線路内に立ち入らないこと!

 

これ、むっちゃ大事です!!

 

停電しても発電機でちゃんと動くようになっていて、安全を確認したら最寄りの駅まで電車が行くようになっています。

 

そして駅で乗客を降ろし、避難誘導することになっています。

 

誰か一人でも線路に立ち入ると電車を動かせません。

 

避難が遅れる、避難ができないことになりますので、絶対に線路内に立ち入らないこと。

 

万が一、線路内を歩いて避難する場合も、必ず駅員さんの指示に従いましょう。

 

とにかくアナウンスを待つことです。

 

また高電圧のパイプ等に触れると感電死するため、どこを歩くのが安全なのか、駅員さんの指示に従いましょうね。

 

 

訓練の時に消防署の人が教えてくれたのですが、地下鉄での避難時は地下ということもあり真っ暗です。

 

だから携帯用の懐中電灯を必ず持ち歩いて下さいと言われました。

 

LEDの小さな懐中電灯が電気屋さんで売られていますので是非購入してカバンや鍵などと一緒にキーホルダーで付けておきましょう。

 

私は付けてますよ下差し

 

 

そしてもう一つ、持ち歩いてるものがこれ下差し

 

 

煙避難具のけむりフードです。

 

火災が発生する場合もあるため、地上に出るまでの間に煙を吸ってCO中毒で倒れて死なないよう、これを頭からすっぽりかぶって避難するのです。

 

そして

 

私も知らなかったのですが地震洪水によって地下鉄や地下街が浸水あるいは水没する危険性があるというのですガーン

 

それは土地や地域によって違うようですが、地下鉄の線路を水が流れていき、全線浸水ということも考えられるそうですガーン

 

火災旋風から身を守るのに地下が安全ですが、地下が浸水していたら地下にも逃げられません笑い泣き

 

 

いつ

どこで

何をしているときに

 

地震が起こるか分かりません。

 

 

備えあれば憂い無し

 

ですが

 

備えていてもどうすることもできないという状況だってあるでしょうね・・・。

 

なんせ、大自然が相手ですから。

 

時と場所を選んでくれません。

 

 

阪神・淡路大震災を体験した人間として、日頃から防災を意識しています。

 

いくら備えてもどうにもならないかもしれない。

 

だけど、後悔したくないから出来ることはやろうと思って色々と備えています。

 

 

診療所としてやっていることはシンプルです。

 

水と食料と非常用トイレを10人分くらい常に備蓄しています。

 

お金もかかります。

 

だけど命にはかえられないから続けています。

 

 

そしてエレベーターの防災も以前からずっとやっていること。

 

エレベーターを利用された患者さん、気付いてくれてるかな?

 

こちらの記事を読んで下さい下差し

 

エレベーターの防災

 

 

今日も観ましょうね!

 

今晩は午後7時半からですよウインク

 

番組はコチラ下矢印

 

体感 首都直下地震ウィーク

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

左側がラブですしっぽフリフリ

犬の防災と避難も考えないといけませんね

 

 

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コチラ下差し

 

便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術