今日の記事は診療所の公式ブログに2018年5月10日にアップしたものを加筆修正しリライトしてお届けします。
私の取材記事がマキノ出版の「安心」という健康雑誌に掲載されたのですが、このような記事もSEO的にダメなようで
だからアメブロに残すことにしました。
今回の内容は読者の方からの相談に答える形での取材でした。
相談内容はホワイトヘッド肛門にまつわる便の悩みです。
是非、購入して読んで下さい💕
100ページに掲載されています!
ホワイトヘッド肛門とはホワイトヘッド手術によって出来上がった肛門のことを言うのですが、後遺症が色々と発生したため現在では行われていない手術です。
「やっていはいけない手術」とも言われています。
でもこの手術、昔は標準的に世界各地で行われていたんですよ。。。
ホワイトヘッド手術に関する記事を昔、院長がアメブロで書いています↓
是非読んで下さい↓
切りすぎた肛門は元に戻せない
出残り便秘の治療で便漏れが良くなることがあります
当院には便漏れの症状で悩む患者さんもたくさん来られています。
肛門の手術の後遺症でしまりが悪くなってしまったり、逆に狭くて便が出しにくい、だけど伸縮性が無いから便が漏れてしまう・・・という症状で悩んでいる人も多いです。
そのような患者さんを診察すると肛門や直腸に便が残っていたり溜まっていることが多く、坐薬を使って便を出してもらうと、下着に便が付かなくなったり、臭いが気にならなくなるといった嬉しい結果が得られることをたくさん経験しました。
院長の診察を受けられた60代の女性患者さん。
なんと35年間もホワイトヘッド肛門による便漏れで悩んでおられたそうです。
毎日、悩みと不安で悶々としておられました。
下着に便が付く、下着が便で汚れる症状がずっと続いていたため人工肛門を覚悟して受診されたようです。
手術によって肛門括約筋は切断されて大切な部分が失われている状態・・・。
確かにしまりはゆるいので便が漏れてしまうのも仕方ありません。
でも、スッキリ排泄して出口に便がない状態を作れば、たとえしまりがゆるくても漏れないのではないか? と考え出口の便秘の治療をして頂いたところ・・・ 全く下着が汚れなくなったと!
今まで不安で夜も眠れなかったのに睡眠の質も良くなり、快眠、快便、快食の幸せな毎日だと大変喜んで帰られました。
35年間・・・私たちには想像も出来ないほどつらい年月だったと思われます。
肛門は死ぬまで一生、毎日使う大切な部位。
ここに何か重大なトラブルが起こると人生まで暗くなってしまいます。
そんな患者さんをたくさん見てきました。
手術によって切りすぎた肛門を元に戻すことは出来ないけれど、排便をコントロールすることで生活に支障を来さないようにすることも出来るかもしれません。
もちろんやってみないと分からない。
みんなに合う治療法なんてない。
一人一人の患者さんの話をよく聞いて、その人の生活や人生に合った方法を一緒に模索していく作業が私たちの診療だと思っています。
患者さんによっては治療に慣れるのに時間がかかる人もいます。
本当に人それぞれ違うんです。
残念ながら私たちの治療が合わない患者さんもおられるでしょう。
同じ坐剤でも使う量やタイミングは患者さんによって違うので、100人居たら100通りの治療があると言ってもいいかもしれません。
スグに結果が出る人、なかなか結果が出ない人、これも色々ですが、私たちは少しでも患者さんが快適に生活出来るよう、お尻のことを忘れられるよう、最善を尽くしたいと思って診療にあたっています。
とても楽しく気持ちのいいマキノ出版「安心」の取材
色々なところから取材を受けたり原稿をチェックしたりしていますが、マキノ出版の中村さんと成田さんは一緒に仕事をさせて頂いて本当に楽しく気持ちの良い方々です。
取材の日が楽しみなくらい😅
伝えたいことが山ほどあって、伝えたい気持ちが人一倍(一倍ですまんやろ?!)強い私は、ついついアツく語ってしまいがちで、取材時間もいつも大幅にオーバーしてしまいます💦
今回も話が大きく脱線し、時間もオーバーしてしまいましたが、私のとりとめのない話を本当に上手に、私が乗り移ったか?というくらい、適切な分かりやすい表現でまとめて下さるんです✨
しっかりと私の「思い」や「感情」を受け止めて、それを冷静に文章に落とし込んで下さる成田さんは「巫女ライター」と呼ばれるだけのことはあると思いましたね✨
本当に感謝です。
取材を受けて私の方まで、すがすがしい気持ちにさせてくれる成田さんと中村さんに、この場を借りてお礼申し上げます💕
ありがとうございました!
診療所のセラピードッグ「ラブ」🐾
犬のようちえんでトレーニング♪
すごく得意気です😅
取材の間もずっと一緒にいるラブの
お行儀の良さに 多くの人がビックリされます
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