あちこちの肛門科(と書いてあるクリニック)を回ってから来られる患者さんによく言われることがあります。
もっと早くここに来たかった
手術を受ける前に知りたかった
そんな言葉を聞く度に
うーん・・・
うちの診療所
創立100年を超えていて
ずっと前から肛門科専門として
やってたんだけどなぁ・・・
なんで知られてないんだろ・・・🤔
って答えてます。
20年前は手作りでホームページを作った
20年前に大阪肛門病院を継承した頃はネット社会ではなかったし、医療機関がホームページ作るなんて・・・という時代でしたから、私たちの存在を知らしめる媒体は、書籍やタウンページなどの電話帳、駅の看板、新聞広告などしかありませんでした。
当時はタウンページにも広告出してましたが月に100万円近くしてましたね・・・
いや〜、高かった
新聞広告もそれくらいしてたと思います。
その頃、大阪肛門病院は倒産寸前で赤字だったので、すべて打ち切りましたが
そこで自分たちのことを世の患者さん達に知ってもらう手段としてホームページを選びました。
月100万円も払う経済力も無かったし、何よりも先代の院長が亡くなってからは病院は右肩下がりで、私たちが東京から呼び戻されたときには悲惨な状況でしたから
なんせ閑古鳥鳴いて暇でしたから、時間だけは十分ありました。
1日病院を開けていても誰一人患者さんが来ないという日もあって、倒産を覚悟、夜が明けるのが怖かったあの頃、何か出来ることはないか?と考え取り組んだのが病院のホームページを作って情報発信をすることでした。
そうです!
自分たちの手作りでホームページを作ってたんですよ
私はPCが苦手だったのでWordで「みのり先生の診察室」というページを作り、症状別に痔の解説をしたんです。
それが大好評で、アクセス数が順調に伸び、患者さんが少しずつ来てくれるようになって、口コミでどんどん広がって今に至っています。
さすがに今は業者さんにお願いして作ってもらっていますが、今の業者さんで4軒目です。
最高のパートナーに巡り会えたと思っています✨
なぜ検索しても見つけられない?
そんなこんなで結構、ネットではアクセス数もあるし、知られている存在だと思っていたのに、新患で来られる患者さんが口を揃えて
ネットで探したけれど見つからなかった
ちゃんと見つけられたらもっと早く来たのに
と言われたので、私たちもビックリして患者さんが言った通りに検索してみたんです。
大阪 肛門科 女医
大阪 痔 肛門科
今はさすがにトップではないにしろ1ページ目に表示されます。
先日来られた患者さんが2014年に別の肛門科に行かれたそうですが、その時に検索して散々、大阪で肛門科を探したけれど全然見つけられなかったと言われました。
まじで〜〜〜?!
むっちゃショックでしたよ
その頃はちゃんと業者さんに頼んでホームページを作ってもらってましたし、当然SEO対策もやってくれていたと思うので・・・。
存在を知らなければ受診も出来ないですから大問題です。。。
また別の患者さんには
「検索してトップに来ているところが一番いいのだろう、専門だと思って受診したのに、
婦人科や泌尿器科、乳腺外科なども書いてあって、
それぞれの科のドクターが複数いるのかと思ったら、
女医さん一人で全部診てたので、専門じゃないと思った。
そしてもう一度ちゃんと調べようと思ってネットで検索して、
トップに表示されてない施設も全部見て調べて、
ここが一番専門っぽいと思って来ました。」
と言われました。
2018年8月1日までは、診療所の公式ブログのアクセス数は1日1万前後あったので、かなり頑張っていた方だと思うのです。
苦労してやっと見つけたという新患の患者さんの多くから
なぜ専門の施設が検索でトップに表示されないのか?
ちゃんとトップに表示されるようにして欲しい
と言われたのですが、これ、私には無理です
私が悪いんじゃなくてGoogleやyahooの検索エンジンが悪いのだと思うのですよ💦
ブログでも頑張って情報発信してますから・・・。
Googleやyahooに是非言って下さい🙏
うーん 困りました・・・
これ以上、私、頑張れません〜〜〜
探しても探しても見つけられない人には申し訳ないのですが、それも「ご縁」かと・・・😓 (←なんじゃ、それ!!)
私たちとしては、頑張ってるつもりなんですけどね・・・
2017年5月に人気だったこのAmebaブログ「みのり先生の診察室」をやめて、wordpressで診療所の公式ブログにした理由の一つは「検索で上がりやすい」ということでした。
アメブロは手軽に書けたし、当時は人気ブログだったので手放すのに勇気がいりました。
1000記事以上書きましたし、ブロガー同士のつながりもあり、また一から積み上げるのか・・・と思うと気が遠くなりましたが、結果的に診療所の公式ブログにしてアクセス数は伸びました。
当時は検索でちゃんと上がってきていたようで、診療所のことを知ってもらえているのが新患の患者さんの声から分かりました。
せっかく頑張って苦労して書いたブログだもの。
読んでもらえないと書いてないのと同じ。
だから一人でも多くの人に読んで欲しい。
アクセス数はその指標だから毎日何度もチェックしています。
ブログを読んで来て下さる患者さんが増えたのは本当に有り難く、とっても嬉しいことなんですが、でもね、ブログの目的は情報発信です。
決して集客(集患)のためじゃない。
伝えたいこと、知って欲しいことが山ほどある 。
別にうちの診療所に来なくてもいいから、痔のことや肛門科のことをちゃんと知って選んで受診して欲しい。
そんな思いで始めたブログです。
まずは保険診療の肛門科専門医にかかってください
ウチの診療所は自由診療だし、高額だし、最初から来なくてもいいですよ。
本当に。
本心からそう思ってます。
近くの専門医にかかってちゃんと治って困ることがないのであれば、わざわざ私たちの所に来る必要ないと思うんです。
ウチの方がいいですよ〜
すごいですよ〜
痔の人、みんなウチに来てね〜
って言うつもりなんて毛頭ない。
ちゃんと専門の先生にかかって
標準的な治療を受けて
痔が治って
何も困ることが無いなら
それでいいんです。
それでもうまくいかない
満足出来ない
困っている
そんな人に来てもらう施設だと思っています。
だからと言って初めての人は来ちゃダメって言ってませんよ
初めて受診する肛門科がウチの診療所って言う患者さんもたまにいますから。
最初から私たちの医療に価値を感じてくださっているのだと思います。
いやいや 有り難いことですよ・・・
だからね 他の保険診療の肛門科と競合するつもりは全くありません。
そもそも価格比較で負けてますから〜
値段じゃ勝てない。
保険診療に比べたら
うち、高すぎ
そうじゃなくて
保険診療の肛門科じゃ提供出来ない医療を提供しよう
そんな風に考えて医療をやっています。
「競合」じゃなくて「補い合う」つもりで。
カッコイイこと言ってますが、要するに隙間産業なんでしょうね
その隙間が無くなったら私たちの仕事も終わりです。
私たちがあるのは患者さんのおかげ
幸い、まだまだ私たちのことを必要としてくれる患者さんが来て下さるおかげで、こうして毎日、診療所を開けることが出来ます。
診療所の玄関を開けていても誰一人来ない日を20年前に経験した私たちにとっては、自費にも関わらず、こうして一人でも患者さんが来て下さることは当たり前じゃなくて本当に文字通り「有り難い」ことであって、毎日手を合わせて感謝の気持ちで1日を終えています。
そして「おだいじに」の言葉に「ありがとう」の気持ちを込めて患者さんを送り出しています。
伝わってるかな?(^^;)
大げさかもしれないのですが、診療所の門をくぐった人がみんな、患者さんも業者さんも、そしていつも私たちのことを陰で支えてくれているスタッフも、私たちに関わる人がみんなみんな幸せになりますようにって願って仕事をしています。
オシリの治療を通して
関わる全ての人を幸せにできたらいいな
そんな風に思っています。
バカと言われようと
そんなキレイゴトと言われようと
キレイゴトを貫き通して来たからこそ今があると思ってるので、これからもバカになってキレイゴトを貫き通していきたいと思います。
ん? 今日のタイトルと全然違う話になってるやん! (いつものことやろ〜 笑)
というわけで 検索でトップに表示される施設が 肛門専門とは限りませんので 皆さん、よーく調べて肛門科選びをして下さいね〜
こちらのブログを読んでホンモノの肛門専門の先生を探して下さい
以下の記事は大阪肛門科診療所ホームページ内にある「痔と便秘のコラム」の中にあります。
お手数ですが探して下さい。
順次、閉鎖したブログから記事を移動しますので無ければお待ち下さい。
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肛門科の女医とは?女性肛門科とは?
診療所のセラピードッグ「ラブ」
右から2番目がラブです
犬も同じです 。
どの犬が一番かわいいか
という比較じゃなくて
みんなそれぞれ
違っててかわいいんです
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