(2019年7月26日加筆修正)
肛門の周りに何かある
何だこれは
と思って受診したものが
痔ではなく
ただの皮膚のたるみで
治療の必要はなし
という結果を聞いて
良かった〜
痔じゃなかったんだ
手術しなくてもいいんだ〜
と大喜びする人がいる一方で
え
痔じゃないけど
このまま無くならないの
ビラビラして不格好
人に見られたら恥ずかしい
だからキレイにしたい
と手術を希望される女性もたまにおられます。
皮垂(ひすい)と言ったり
スキンタグと言うものですが
これは病気じゃないので
医学的には手術の必要がありません。
それにね
手術してキレイにしても
(実はキレイにするのは結構技術が必要で難しいのですが・・・)
そのタルミを作った原因である排便習慣を改めなければ何度でもまた出来ますよ
詳しい解説はコチラを読んで下さい
肛門皮垂(スキンタグ) 〜たるみが出来た原因を治さずに手術してもまた出来る〜
この皮垂に対して素晴らしい受け止め方をされた女性患者さんを紹介します。
埼玉県から来られた女性です。
この患者さんのように女性の肛門皮垂(スキンタグ)の原因は、切れ痔による見張りイボであることが多いです。
見張りイボがあるということは残便がある証拠。
切れただけでは出来ません。
特に毎日排便があって、出始めの便が硬く、それで肛門が切れてしまうというタイプは要注意。
出始めの便は昨日の出残り便。
時間が経って古くなって固まってしまった昨日の残便です。
当然、硬くて大きな塊になると肛門が切れてしまいます
排便後に残便が傷を汚染して、それが長期間続くと出来てしまうため、相当長い間、切れ痔を繰り返しておられたのでしょう。
だから皮垂ができてしまったのですね
出来てしまった物体を手術で切除するという選択するのではなく、いつまでも自分の戒めとして持っておく、それもマイナスとして捉えるのではなく、心の拠り所として「大切に」持っておくという姿勢に感動を覚えました
痔に限らずですが、病気になってしまったとき、
なんでこんな病気に
とか
痔のせいで私は不便している
とか「自分が被害者」という意識になってしまうと治療がうまくいきません。
特に痔の場合は・・・
だって
「アナタ加害者 おしり被害者」
なんですから
被害者意識は人を不幸にします。
自分のことをかわいそうだと思ったら、本当にかわいそうな人になってしまいます
かわいそうなのは「あなた」じゃなくて「おしり」だからね
診療所のセラピードッグ「ラブ」
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