昨年8月のGoogleアルゴリズムの改訂で診療所の公式ブログのアクセス数が10分の1以下になり、特に最も読まれていた肛門そう痒症に関する記事は1日2000PVから1日20PVに・・・。
それから色々な業者さんやSEOを専門にしている人に相談、分析を重ねた結果、医療広告ガイドラインに抵触したのが原因だろうということになり、今、診療所の公式ブログから患者さんの感想を削除する作業をしています。
このアメブロもそうですが、私たちが伝えたいのは解説ではなく体験。
病気の解説なら医学書にも書いてあるし、本屋さんに行けばいくらでも健康本があります。
イボ痔とは・・・どういう病気であるのか知りたい人にはいいでしょう。
でも私たちが伝えたいのは現場の生の声。
患者さんが診察室で何を話し
どんなことで困っているのか
どうなることを望んでいるのか
治療によってどうなったのか
それを伝えたかった。
だからこのブログのタイトルも「みのり先生の診察室」。
まるで私の診察室に訪れたかのような感覚になる
そんなブログにしたかった。
まるで目の前に患者さんが居るかのように
普段の話し言葉で
専門用語を出来るだけ使わず
患者さんの言葉で
患者さんが理解できるように
分かりやすく話したい。
そんなブログにしたかった。
診療所の公式ブログも思いは同じ。
痔や肛門のことで悩んでいる人の道しるべになるような
読んでホッとするような
手術を宣告された患者さんが
ちょっと立ち止まって冷静になって考えられるような
そんな内容にしたかった。
肛門医療の裏事情も出来るだけ包み隠さず書きたい。
どこにかかるかで
誰に診てもらうかで
こんなにも違うことを知って欲しかった。
手術を後悔している患者さんの涙を数知れず診てきた私は黙っていられませんでした。
患者さんが流した涙を無駄にしない
そう決意して情報発信を始めた私。
それが困っている人に伝わっていると分かった瞬間は涙が出るほど嬉しかったですね。
インターネットという便利なツールを通じて情報が伝わる有り難さと、Googleやネット規制で自分の存在が消される怖さを同時に知った昨年夏。
今もこうして書いているブログが本当に困っている人に届いているのか分かりませんが、たゆまぬ情報発信が世界を変えると信じて続けようと思います。
きっと誰かが
一人でも誰かが
読んでくれていると思うから。
診療所の公式ブログの全記事を一つ一つチェックし、患者さんの声の部分を全部削除していっているのですが、内容を読むと書いて下さった患者さん一人一人の顔が浮かびます。
申し訳ない・・・
こんなに喜んで下さったのに・・・
と涙が出そうになりました
同じような症状の人が参考に読んでいることも多く、またくじけそうになったときにブログを読み返している診療所の患者さんもおられるため、これだけは残したい・・・と思う記事もあったのですが、削除。
まるでその作業は
目的もなく
ただひたすら地面に穴を掘らされ
その直後に
掘った穴を
もう一度埋めろと言われて
埋めているような感じ。
ブログの記事一つ一つは私たちの思いがこもった大切な作品です。
それを削除することは
とてもつらく悲しい作業です
それだけではありません。
「痔や便秘」と関係のない内容は一切ダメみたいです。
院内コンサートや休診の案内、患者さんが診察の行き帰りで立ち寄れるお店の紹介、食事のこと、美容の記事など、診療所として患者さん向けに発信したい内容もSEO的にはダメみたいで、病気の解説以外の記事はほぼ全削除しなければなりません
ちょっと心が折れそうになりブログを書きました
何を書けばいいの?
あれもダメ
これもダメ
ダメダメばかりで
病気の解説と説明以外何も書けない
だから
これからは
診療所の患者さん向けの「お知らせ」や案内は、このアメブロでしていこうと思います。
フォローして頂けると嬉しいです。
診療所の患者さんも
患者さんではない人も
読んで参考になるような
少しでも安心出来るような
時にはドキッとするような
そんな記事を書いていきたいと思います。
診療所の公式ブログはコチラ↓
診療所のセラピードッグ「ラブ」
たくさんの患者さんを癒し
診療の役に立っているラブ
ラブのこともブログで書かない方が
SEO的には良いそうです
もう何も情報発信できませんね