手術しか痔を治す方法がない場合、手術治療ということになるのですが、痔という病気は良性疾患ですから、別に何も困ったことがなければ手術せずに痔を持っていてもいいわけです。
癌と違って放置したからって他の臓器に転移もしませんし、命に関わることはまずないです。
今すぐに手術をしなければならないという緊急性はありません。
では、いつ手術をするのか?
そのタイミングは
あなた自身が「手術をしたい」と思ったときです。
手術を決意する理由は患者さんによって様々です。
もう痛いのがイヤだから・・・
という人もいれば
別に今、何も困ってないけど、いずれ手術しなければならないのであれば、仕事が休める今がチャンスだと思って
という人もいる。
特に今年のゴールデンウィークは大型連休なので、入院するのにうってつけのチャンス。
既に定員をオーバーし締め切りました。
検討中の方は個別で相談しますので、お電話下さい
話がそれましたが・・・
手術をする理由は決して医学的な理由とは限らないってこと。
どんなに痛くても
ひどい脱肛があっても
あなたが手術したくなければ
別に手術せずに
ずっとそのままでもいいんです。
あなたが納得出来れば。
実際はというと・・・
痛みに耐えかねて手術するケースは多いです。
駆け込み手術になることもしばしば
ああっ、もうダメ
って手術に踏み切るのか
調子はいいけど今、治療しよう
と手術を受けるのかは患者さんによって色々です。
理由は何でもいいんです。
ちゃんと覚悟が出来ていれば。
そこに1㎜でも迷いや不安があるなら、手術はやめたほうがいい。
どの患者さんにもそう説明しています。
大丈夫よ!
私たちに任せて
って背中を押したりしない
そうした方が手術件数が増えることも知ってる。
だけどあえてしない。
なぜなら
人に勧められて受けた手術は
後悔を生むことが多いから。
そして不安は手術しても消えないこともある。
それは患者さんの心の問題であって、それを乗り越えるのはあなたにしか出来ない。
私たちは痔を手術することは出来るけれど、手術にまつわる不安や心配を完全に打ち消して無くすことは出来ないのです。
精一杯、真摯に対応していますし、いつも手術を受けられた患者さんのことは休日と言えど気にしています。
可能な限り対応してきましたし、一緒に励まし歩んできたつもり。
手術によるメリット・デメリット、起こりうるトラブルについて考え得ることをすべて術前に説明しています。
ここまで説明する施設はないでしょう。
でも説明したい。
うまい話と甘い言葉で手術をすすめることは簡単に出来ますが、痔の手術と言えど体にメスを加える行為だから慎重に決めて欲しい。
そして自分で決断し、その決断に責任を持って欲しいのです。
迷っているのであれば手術をキャンセルしてもらっても構いません。
いつも患者さんにそのように説明し、手術を受けないよう説得して手術をやめてもらったこともあります。
覚悟と準備が出来た人にだけ受けて欲しいから
今回も迷っている方がおられたら、遠慮なくキャンセルして下さいね
他に手術を考えておられる方がいるので譲ってあげて下さい。
大丈夫!
今、受けなくても死なないから
数年後に受けることも出来るから
2年前にも同じように手術を受けるかどうかスッゴク迷いに迷っていた男性患者さんがおられて、何度も何度もメールで質問がありまして・・・。
その時の様子がコチラ↓
迷ってるんなら、手術は止めたらどうですか?
で、結局、この男性患者さん、手術受けられたんですよ
その後の経過はコチラ↓
手術はイヤだったけどやっぱり手術になった、でも手術して良かった
うちの診療所の入院手術の様子がよくわかるので、以下の記事も是非読んでみて下さい↓
入院手術当日の様子
手術翌日の入院生活
術後2日目に院内コンサートを開催しました♪
術後3日目の入院生活
術後4日目♪ TRE教室とマイルドサージ®!
術後5日目 退院♪
それとね
今一度、確認ですよ。
手術で治せるのは痔だけ。
手術しても便秘は治りません。
ここ、勘違いせずに受けて下さいね〜
(耳にたこができるくらい言ってるので理解されてると思いますが・・・)
院長のこのブログを読んで今回の記事を書きました↓
診療所のセラピードッグ「ラブ」
左端がラブです
手術の時はラブが付き添います
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