漢方薬を飲むと体がむくんで
体重が増えてしまう・・・
という人
意外と多いです。
何を隠そう、私もそうです。
東洋医学の勉強もしているので
治療にも
漢方薬を取り入れています。
術後の患者さんには
芍薬甘草湯という
「こむら返り」にも効く
筋肉の緊張をゆるめる漢方薬を出します。
また
便秘治療にも
漢方薬を使うことがあります。
直腸付近の便を
勢いよく排出してくれる漢方
桃核承気湯
は結構好きな漢方薬で、
患者さんにも
証の合う人に
よく出します。
実は私もひどい便秘なので
これをずっと飲んでました。
数ヶ月経ってから
足のむくみに気付きました。
あれ・・・
手術で立ちっぱなしだったから
むくんでるのかな・・・
と思っていました。
しばらく経つと
足首が足首では無くなるくらい
むくんでいました。
あれ〜？
体重も増えてる！！
太ったのかな・・・
太ったせいで
足首が無くなったんだ・・・
頑張ってダイエットしないと・・・
と思って食事制限するも
全く体重は減らない。
足のむくみも変わらない。
そんな時
ちょうど漢方セミナーがあって、
甘草（かんぞう）という成分で
むくみが起こることを
知りました。
誰でも全員に出るわけではありません。
いくら飲んでも全然大丈夫な人も多いです。
でも
患者さんを診ていて
甘草でむくむ人って
意外に多いんだ
と気付きました。
足がむくむ
顔がむくんでまぶたが腫れる
体重が増える
などの症状があれば
漢方薬の成分の中に
甘草（カンゾウ）
が入ってないか
チェックしてみて下さい。
もし入っていたら
漢方薬の内服を中止すれば
数日でスッキリむくみはとれます。
じゃ
もう漢方は飲めないの？
というと
そうではありません。
甘草を含まない漢方薬を
チョイスすればいいのです。
ところが
困った事に
漢方薬のほとんどに
この「甘草」が入ってます
これ
甘い草って書くように
甘い味がします。
生薬って
苦くてマズイものが多いから、
この甘草を混ぜて
飲みやすくしてあるんです。
甘草を含まない漢方薬は
味が少し飲みにくいと
感じるかもしれません。
でもありますよ。
処方薬として
出回っている漢方薬では
たった33処方ですが
甘草を含まない漢方があります。
どうしても
飲まなければいけない時は
この中から選べばいいんです。
私もそうしていますよ
漢方薬を飲んでいて
体のむくみや体重増加など
ありませんか？
もしかして
甘草のせいかもしれませんよ。
漢方薬の成分を
チェックしてみて下さい
