分離結紮術で5泊6日入院された患者さんの手術と術後経過 | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

ゴールデンウィーク入院をされた患者さんが

すばらしい手術体験記を書いて下さって

わざわざレポートのようにして

提出してくだいました。



あまりにも詳細で

しかも給食まで写真付き!!


是非、今後手術を受けられる患者さんの参考に・・・

とおっしゃってくださって

ブログに掲載することも

快く承諾して下さったので

私のブログで掲載します。


院長の手術を受けられた

院長の患者さんなので、

院長のブログで掲載すべきなのですが、

院長はブログを書くのが苦手なので

私が代わりに掲載します(^^;)



手術初日から6日間の記事を

すべて掲載すると

とんでもなく長くなるので、

今日は1日目の体験談を掲載しますね!


今月、入院手術を受けられる患者さん!

是非読んでください(*^_^*)



入院生活のイメージが

スッゴクしやすいと思います(*^_^*)



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2016年 痔の治療入院記録

治療場所:大阪肛門科診療所

入院期間:2016年4月29日(祝/金)~5月4日(祝/水)

手術内容:内痔核4個 脱肛根治術(分離結紮法)


4/29(祝)

10:00 病院到着

10:10 受付にて支払い

10:20 病室へ案内
(501号室だったが503号室へ変更)
※最初の部屋は
窓が無い場所のベッドだったので
部屋が変わって嬉しかった

10:25 院内案内

10:30 手術は昼前後と聞いて
部屋でゆっくり過ごす

12:00 昼食(チアリ)オーガニック弁当 
チアリhttp://www.cheerly.jp/

blog956

ボリュームがあり、とても美味しく
体に優しいお昼でした。
手術前で不安と緊張で
あまり食べれなかったのが少し残念。

玄米ご飯は普段は食べないのですが
便通のことを考えると
取り入れるのがよいかもしれません。


12:40 点滴と痛み止めのクリームを塗る

今回は11年前と違って
徹底的に出す必要もなく
本当に手術するのか
あまり実感が湧かないまま
点滴をしてもらう。
点滴は痛くなかった。

13:00 術後に飲む薬の説明
痛み止め(必須)・抗生物質・下剤・乳酸菌の何か

13:40 病室に院長先生が呼びに来る。
いよいよか?と覚悟を決めて
点滴を持って手術室へ
      
手術室に入ると手術のため
下着を脱いでスカートのような
タオル生地のものを履く。

手術台はうつ伏せで
若干お尻を突き出した格好で寝る。
目の前にはセラピードックの「ラブ♂」
がいたけど眠そうだ。

麻酔開始
(今回は局所麻酔の為、浅いところから打っていく)

最初はチクチクする感じだけど、
奥に打つ麻酔はブスっと入り
ズキ~ンとする痛みが走る
(我慢できないほどではない)

麻酔が効いたら手術開始

当然痛みはないけど
見えないので何をされてるのか
分からない

時々「針」とか「糸」とか
「チョキチョキ」とか「ドサっ」とか
音が聞こえてくる。
スパナのようなものが
股の間に何本かガチャガチャと
落ちてきて???な状態です。

最後の方に尾てい骨のあたりに
痛みが出てきたので麻酔を追加
      
突然肛門にぶっとい何かが入れられ異物感が・・・
      
その後院長より「終わりました」
と言われ今後出てくる痛みに対する
対処方法の説明を聞いて
手術台から降りて
歩いて病室へ戻りました。
  
14:25 手術室を出る

14:35 トイレに行きたくなりトイレに行きベッドで横になる。
麻酔のおかげで痛みは無く
異物感だけ感じる。
この異物感は2~3日続くらしい。
    
15:25 痛み止めを飲むがまだ痛みはあまり無い

15:40 院長が部屋に来て手術の説明を聞く
今回は切らずにイボを4か所縛って
処置をすることにしたとのこと。

?切ってないの?
それって日帰りのすごく痛い方法では?
と不安になる。

先生の説明では
自分の場合は前回も切っているのと、
切ると痛みが大きく出るかもしれない
とのことで、
今回はこの方法でやることにした
と説明される。

17:10 夜の担当看護婦さんが来る

17:33 痛みはまだ無い
麻酔がまだ効いているのかな?不思議だ。

18:00 夕食の時間になる。
NaturalなKitchen なつきさんの弁当 http://ameblo.jp/natukitch/

blog956


味は薄味なのにしっかりとしていて
食べやすいお弁当でした。

しかし翌日の排便が恐怖のため
ほとんど食べれませんでした。

今考えたら食べておけば良かった。




18:30 まだ痛みはほとんど無い

20:29 痛みが少し出てくる。
院長先生が部屋に様子を見に来る
(何故か私服)
顔だけ見に来たみたい。

20:40 夜の回診(院長先生、みのり先生、ラブ)
麻酔は切れているが
今の痛みくらいなら我慢できる
手術室では眠そうだったラブも
元気になってる

みのり先生に
今の時間で座れるんやったら大丈夫
と言われる。
 
20:56 初のオナラ
(かなりガスが溜まってたのか出してスッキリ
結構力入れないと出ない。
何だか自分の肛門じゃないみたい。

20:39 下剤と乳酸菌飲む

22:00 本を読んでたら消灯時間になり寝る。
疲れと、前日の睡眠不足で眠けに襲われる。
痛みは少しあるけど寝れそう。


こうして
不安と緊張でいっぱいだった手術は
終了した。

明日からは
排便の恐怖と闘いながら
完治へ向けて頑張ろう!

もう後には戻れないので
痛くても頑張ろうと決意した夜。


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いかがですか?

すごいでしょう?(*^_^*)

この患者さんは

昔受けた痔の手術が

あまりにも痛すぎて

それがトラウマになっていました。


術後は病室のベッドの柵を握りしめて

痛みのあまり眠れなかったそうです。


だから

今回もきっと痛いに違いない・・・

と思って

いつ痛くなるだろう・・・・?

と、

痛み出すのを待っている状態でしたえへへ…


結局痛み出すことなく

夜は明けたのでした。

翌日の手記は明日バイバイ


blog956

診療所のセラピードッグ「ラブ」らぶ
手術中は目の前に
ラブのこの寝顔が見れます汗


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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術