痔を治したい
と思って手術を選択しています。
でも
女性にとっては
見た目も大切。
肛門って
人に見せる場所じゃないし
たるみやシワがあっても
全く気にしない人も多いです。
あるいは
痔があることすら
全く気付いていない人も
居るくらいですから
肛門を美容的に
美しく仕上げることに
どこまでこだわるのかは
患者さんによります。
でも
女性患者さんは
多くの人が
美しさを求めます
病気を治すだけじゃなくて
どうせならキレイに美しく
見た目も良い肛門にして欲しい
と希望されることも多いです。
でも
実は
肛門を美しく仕上げることは
そう簡単に出来ません。
だって
肛門は平面じゃないから。
穴ですからね
しかも
水平方向にも
垂直方向にも
動く穴です。
自由自在に動くためには
ある程度のシワも必要なんです。
全くシワのない肛門は
つっぱって伸びません。
キレイにしようと
痔核を大きく取りすぎたり
必要のない「ふくらみ」まで
切除してしまうと
皮膚がつっぱるだけじゃなく
肛門が狭くなってしまうこともあります。
だから
肛門の手術においては
美しさよりも機能が大切。
「使い勝手」の悪い肛門にしてしまっては
毎日の排泄が苦痛になってしまいます。
でも
うちの診療所では
できる限り「美しい肛門」を目指して
手術をしています。
神は細部に宿る
と言いますが
細部にこだわって手術をしています。
それは男性患者さんのオシリでも同じです。
キレイに整えられるものは整えます。
理想は「赤ちゃんの肛門」です。
赤ちゃんの肛門はキレイです。
誰でも皆
そういうキレイな肛門を与えられて
生まれてきたはずなんです。
なのに
日頃の使い方が悪いと
劣化していきます。
そして
オシリに異変を感じて初めて
痔の存在を知ることになります。
本当は痔になる前に
オシリの悲鳴が聞こえていれば
良かったんですけどね
壊れたオシリを元に戻すべく
手術の腕を磨いていきたいと思います
診療所のセラピードッグ「ラブ」
秋はドッグランに最適の季節
いっぱい走りました
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