病院のウォシュレットは安全か? | みのり先生の診療室

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今日、医師向けの医療サイトを見ていて温水便座の安全性について書いている先生がおられました。

ブログのタイトルはそのまま引用させて頂きました。

皆さん、「ウォシュレット」って呼んでいますが

実はコレ「商品名」なんですよ^_^;

ご存知でした?

TOTOの商品名です。

さすが便器・便座専門メーカーなので、一番売れていると思いますし

他のメーカーのものよりも知名度も高いですね。

そして商品も他のメーカーのものよりも水圧の調節がしやすく使いやすいです。。

だからうちの診療所のトイレに付いている温水便座はすべてTOTOのものです^_^;

INAXやPanasonicなども温水便座を作ってますが「ウォシュレット」とは呼びません。

INAXは「シャワートイレ」という商品名になってますね。

だから「ウォシュレットが悪い!」というと「TOTOのモノが悪い!」と言っているように聞こえてしまうかもしれませんが、違いますよ。

温水便座のことを指してますので勘違いしないで下さいね^_^;

だから私はなるべく「温水便座」と言うようにしているのですが、

それだと分からないようで

「は?何ですか?何のこと?」

と尋ねられる人も多いです。

「ウォシュレットのことですよ」

と言うと

「ああ、そうですか!そう言ってもらわないと分からない」

と答える人も多いです。

それだけTOTOの商品を使われている方が多いのでしょうね。

さて話を本題に戻しましょう。

そのサイトには以下のように書いてありました。
(一部抜粋。誤字は訂正)

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病院のウォシュレットは安全?
昨今、公衆トイレもほとんどがウォシュレット化しました。
しかしこれ、洗浄ノズルには結構、「汚物」が付着したまです。
自動洗浄機能はついていますが、要はシャワーでの水洗いですから、汚物がべっとりと付着すると、細かなノズルの穴にベッタリと付着しています。
ご家庭のノズルをご覧になった方はわかるはずです。
背筋がゾーっとするほど汚れています。
痔主さんが洗浄した後には、それなりの血液も付着したままです。
その次に洗浄した痔主さんは確実に血管内に汚染物質を押し込みます。
B,C肝炎ウイルスの感染は大丈夫なのか?と心配になります。
勤務する病院で、数年前に、C型肝炎の院内感染が数名に拡がったことがあります。
感染源が医療行為からとは思えず、このノズルを想定し探索したこともあります。
もちろんなんの確証も出ませんでしたが、不特定多数の使用するトイレの洗浄ノズルの実情をまざまざと見ました。
真空採血ホルダーは今では使い捨てとなりましたが、少なくともあれよりは確実に汚染されています。
毎回の完全な洗浄や、ましてや滅菌など無理なことです。
しかしながら、大多数が痔主さんであり、かつ血液媒介ウイルスを有する率が高い病院施設で、ICT(感染制御チーム)の管理外にあるのはどうも解せません・・。
肝炎ウイルスもさる事ながら、便中に排泄される様々な病原菌感染を介在させるのではないか?とも不安になります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
(引用終わり)

私と同じようなことを考え心配されている先生がいるのだと分かり、うちの診療所がとってきた対応は、あながち間違ってなかったのだと思いましたね。

何年も前から温水便座の危険性については患者さんに説明してきました。

感染源になり得る
温水便座を介して感染症を蔓延させる可能性もある


とずっと考えていました。

だから入院患者さんにも温水便座の使用を禁止し、傷口を洗いたい場合には一人一つずつ個人専用の携帯用おしり洗浄器をお渡しするようにしたんです。

そしてうちの診療所内のウォシュレットは次亜塩素酸ナトリウムで殺菌してます。

ノロウイルス対策で始めたことなのですが、季節を問わず、便器や温水便座の清掃には次亜塩素酸ナトリウムを使用しています。

でもね・・・

一人が使用する度に次亜塩素酸ナトリウムで清掃・殺菌しないと本当の意味で感染を防止することは出来ないんですよ。

だってそうでしょう?

例えばB型肝炎の患者さんが温水便座を使用して、その患者さんの血液が付いていたら、次に使った人にうつる可能性があります。

だから一度清掃したからその日一日大丈夫ってことじゃないんですよね(-_-;)

そもそもよ~く考えてみて下さい。

肛門を洗う器具を他の人と共有してるんですよ^_^;

例えば歯ブラシだって友達に借りて使ったりしないですよね?

その感覚と同じです^_^;

他の施設のことは分かりませんが、うちの診療所では入院患者さんには温水便座の使用を禁止しています。

傷口からの感染防止と院内感染予防のためです。

また念のため、B・C型肝炎、HIVや尖圭コンジローマなどの感染症を持っている患者さんはトイレやシャワー室を分けています。

病院って「病人」が来るところですから、トイレにも配慮が必要だと思います。

トイレが危険な場所にならないよう、日頃からこまめな清掃と殺菌を心がけようと思います。

blog328

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