と言って来られる患者さんを時々見かけます。
「いつ手術受けたの?」
と尋ねると2ヶ月前とか、数ヶ月前とか、つい最近なんです。
「先生に尋ねても傷は治っているって言われて、通院も終わっちゃったんです・・・
でも、まだイボ痔が出てくるんです・・・」
診察すると外側は何もないのですが、中に大きな痔核がまだありました。
それが排便の時にきばると出てくるようです。
これじゃあ、患者さんにしたら「せっかく手術受けたのに・・・」ってなりますよね。
よーく話を聞くと、脱出症状で悩んでいたそうです。
便を出すと中からポコッとイボが出てきて、それを指で中に押し込んで戻していたようです。
戻しても全部入らないのか、いつも外にムニュッと出ている部分もあったそうです。
症状から察するに内痔核と外痔核と両方あったのだと思われます。
そして「今すぐに、ここで切ってしまうこともできる」と言われ、その場で診察の続きで手術を受けられたそうです。
すごく痛い麻酔をして手術は5分くらいで終わったそうです。
うーん・・・(-_-;)
確かに手術の速い先生はいるけど、脱肛根治術を5分で出来る先生は見たことない、ありえない・・・
いくら上手い先生でも10~15分くらいはかかるのが普通・・・
5分で全部の痔核をきれいに切除するなんてありえない・・・
患者さんの肛門を観察すると、中には全く手術痕が見られません。
大きな内痔核がボコボコと3~4カ所あります。
でも肛門の外側には瘢痕がありました。
つまり、外側だけハサミで切除して中の痔核は手つかずのままだったと思われます。
確かに外側だけ切除するだけなら5分くらいで出来ます。
大した出血もないので日帰りで帰せます。
このようなケースは「再発」とは言いません。
「再発」は一旦治癒した後に再び病気を発症することです。
またイボ痔(痔核)は2~3ヶ月で出来ません^_^;
そんな簡単に脱肛しません。
数年以上かかります。
つまり手術で切除してもらってないんです。
外だけ取って中をちゃんと切除してもらってないんです。
だから
手術受けるなら、ちゃんと中も外も全部切除してもらってくださいね。
脱肛の手術って5分で終わるような簡単な処置じゃないですよ。
しっかり麻酔をかけてもらって奥の方まで診てもらってくださいね。
脱肛をちゃんと手術すれば中から出てくるモノも無くなります。
指で押し込む必要もなくなります。
ちゃんと手術すれば、そんなすぐに再発なんてしないです。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬は一般に水だけで1~2週間生きます。
(小型の特殊犬は例外)
1週間に1度は水だけにしましょう。
とても健康に良く、餌の贅沢もしなくなります。
(日本アニマルセラピー協会)
犬は一般に水だけで1~2週間生きます。
(小型の特殊犬は例外)
1週間に1度は水だけにしましょう。
とても健康に良く、餌の贅沢もしなくなります。
(日本アニマルセラピー協会)
でも勘違いしないでくださいね。
手術しても「痔にならない肛門」を作ることは出来ません。
痔は便通の結果です。
肛門に負担がかかるような習慣や便通を繰り返せば何度でも痔になります。
だから本当の根本治療は手術じゃなくて習慣と便通を直すことなんです。
大切なのは手術を受けて治った後です。
もう肛門科に通わなくなってからが大切!
便通に気をつけている人は30年たっても痔になってません。
オシリはキレイです。
オシリに負担をかけて生活している人は10年くらい経つと、また痔になって戻ってこられます。
それでも10年もちますけどね^_^;
できれば一生もつほうがいいでしょ?
だから手術を受ける人には習慣と便通を見直し、そこも一緒に直してもらっています。
でも、せっかく手術受けるなら、中も外もちゃんと取ってもらってくださいね。
脱肛手術を受けたのに2~3ヶ月で再発しません。
「再発」と「取り残し」は違います。
「再発」は患者さんの責任、「取り残し」は医者の責任です。
保険診療で手術を受ける場合、どこで受けても手術の値段は同じです。
だったらなおのこと、専門性の高い、ちゃんと手術してくれる先生を選んでくださいね。
あなたの近くにもきっといるはずですよ(*^_^*)