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処方された下剤や
薬局で買った下剤、
便秘に効くサプリメント、
便通に良い健康食品
などなど
何となく飲んでいる人が多いですね。
どこに効いているのか？
どのように作用しているのか？
知っていますか？
患者さんがよく飲んでいる薬の一つに「酸化マグネシウム」があります。
時々、「これを飲んでも便が出ないんです！」って言う人がいます。
「これ、便を出す薬じゃないですよ。」
というとビックリされます^_^;
酸化マグネシウムは「軟便剤」です。
便の水分を増やして便をやわらかくするお薬なんです。
腸を動かしてるわけじゃないんですよ。
腸を動かして便を流しているわけじゃないので、
腸の動きが悪くて便秘になっている人が飲んでも効かないことがあるんです。
腸を刺激して動かさないので、くせになることはないです。
依存性や習慣性がないので安全です。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬介在型診察を始めました
うつ病やパニック障害の患者さんの緊張をほぐしてくれます
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「硬水」も同じです。
マグネシウムが含まれているので、飲むと便がやわらかくなります。
便が硬い人にはいい感じで効きますが、
便が硬くもないのに酸化マグネシウムを飲むと、
軟便になったり、下痢便が出たりします。
また酸化マグネシウムは便の質としては
「ねちょっとした便」になるので
スッキリ出にくいという人も多いです。
だから誰にでも合うわけでもないですし、
効き方も人によって本当に違います。
そして以前のブログにも書きましたが、
「直腸性便秘」には飲み薬は効きません。
出し残した便をやわらかくする飲み薬はないんです。
だから「出始めだけが硬い」という便秘には、
何を飲んでも効かないんです(; ;)
飲み薬はおなか（腸）に効きます。
便が作られて運ばれる過程に効くんです。
作られた便を排泄するところには効きません。
どこに便が停滞しているかで治療が違うんです。
あなたの飲んでいる薬はどこに、どのように効いていますか？
その薬はあなたの便秘に合っていますか？