────
昨日に引き続き寒い季節に多い血栓性外痔核のお話です。
今日も寒いですね~…>_<…
寒い日には血栓性外痔核の患者さん、本当に増えます。
きっと明日も来られるんだろうな。
急にオシリが腫れて痛くなって、
すぐに「肛門科に行こう!」ってならない人が多いです^_^;
やっぱり勇気いりますよね。
敷居が高いようです^_^;
オシリに何か異変があったら皆さん「痔だ!!」って思っちゃうみたいです。
そしてまず行くところは薬局です。
薬局で痔の薬を買って、それを使えば何とかならないかな・・・
それでもダメだったら、あきらめて肛門科に行こう・・・
となるみたいです^_^;
そこで・・・
困ったことが起こるんです。
薬局で薬を買うときにお店の人(薬剤師?そうじゃない場合もありますが。)が
痔なんですね?
えっ?飛び出してる?
この薬を塗って押し込んで肛門の中に戻すといいですよ。
とアドバイスをされることが多いんです…>_<…
そこで皆さん、一生懸命デキモノを押し込もうと頑張るわけです。
押しても押しても入りません。
一瞬入っても、またすぐに出てきてしまいます。
そして困ったことに痛みはひどくなり、もっと大きく腫れたりします。
そうなって、やっと肛門科に行かなきゃ・・・ってなるようです^_^;
本当にとことんまで困らないと行く気にならないんですね^_^;
悲しいです。
困ったらすぐに来て欲しいです(*^_^*)
一生懸命薬を塗って押し込んでいた患者さんは皆、
押し込もうとしてから余計にひどくなった
腫れが大きくなって、痛みがひどくなってしまった
と言われます(;。;)
薬局の人はなぜが「痔」というと「押し込むもの」と思われているのか
中に押し込んで戻すよう指導されるケースが多いです。
なんでなんでしょうかね・・・。
でもね。
よく考えてみて下さい。
薬局の人にオシリ、見せてませんよね?
で、見せたとして「診断」できるんでしょうか?
正直、医者じゃないので難しいと思います。
「見る」ことは出来ても「診る」ことは出来ませんよね?
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬は人間の言葉をよく理解します。
だからいっぱい話しかけてあげます♥
犬は人間の言葉をよく理解します。
だからいっぱい話しかけてあげます♥
肛門科医にとったら血栓性外痔核はメジャーな病気ですが
例えば眼科の先生や耳鼻科の先生は知りません。
科が違うと専門外の病気のことは分からないです。
医者だからって何でも知ってるわけじゃないんです。
みんな持ち場持ち場がありますからね。
だから見ないと分からないです。
診ないと診断も出来ないんです。
だから何でもかんでも押し込まないで下さいね。
中に押し込んだ方がいい場合と悪い場合があります。
それは診察しないと判断が難しいです。
メールや電話で症状だけ言われてもわかりません^_^;
見ないと分かりません。
診ないと診断できません。
肛門科がもっと気軽に受診できるようになったら嬉しいな。
オシリに異変を感じたら薬局じゃなくて真っ先に肛門科に来て欲しいです(*^_^*)