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昨日のブログで「毎日便が出ていても、スッキリ出ずに中に残っていたら便秘である」と書きました。
そのような状態を「直腸性便秘」であると。
患者さんにとったら衝撃の事実なんですよね^_^;
自分がまさか便秘だなんて夢にも思ってませんから^_^;
気付いていないから「かくれ便秘」と名付けました。
もう少し分かりやすく説明しますね。
直腸性便秘とは「出口の排泄の便秘」です。
世間で言われている「便秘」とは違います。
世間で「便秘」と言うと、どうやら「おなかの便秘」のことを言っているようです。
つまり大腸に便が停滞する状態のことです。
腸が長かったり、腸の動きが悪くておなかの中で便が停滞したりする便秘。
だから下剤を飲んだり、運動をしたり、食物線維をとったり、
乳酸菌を摂取したり、
「便通にいいよ」と言われているものは全部、おなかに効くものばかり。
直腸性便秘はそうじゃなくて、「出口の排泄の便秘」。
だから口から、いくらいいもの食べても、何を飲んでも出口の排泄がちゃんと出来てなかったら便が残るんです。
毎日下剤を飲んで便を出している人もたくさん診ていますが
1日3回も便が出ているのに、やっぱり診察すると便が残ってるんですよね。
だから痔になるわけです。
本当に便通が良かったらオシリの調子だっていいはずですよね?
なのに調子が悪い・・・というのは何か原因があるはす。
それは「排泄」です。
セラピードッグの条件は「噛まない」「吠えない」「飛びつかない」
「誰にでもなつく」「他の犬とも仲良く出来る」こと。
「誰にでもなつく」「他の犬とも仲良く出来る」こと。
医学的には便秘の分類がたくさんあって、
それを患者さんに分かりやすく説明するのは難しいので
私は患者さんに説明するときに「おなかの便秘」と「出口の便秘」の二つを説明しています。
つまりどこに便が停滞するかで便秘の種類が違うわけです。
おなかに便が停滞するのが「大腸性便秘(おなかの便秘)」
出口に便が停滞するのが「直腸性便秘(出口の便秘)」
便ができるまでの過程の便秘が「大腸性便秘(おなかの便秘)」
出来上がった便を排泄する過程の便秘が「直腸性便秘(出口の便秘)」
分かりますか?
便が停滞する場所が違うから、原因も治療法も違うんですよね。
だから下剤を飲んで毎日便を出していても痔になることがあるんです。
だって下剤は出来上がって「出口にたまった便」や「出し残した便」には効きませんからね^_^;
「おなか」と「出口」
分けて考えましょう(^_^)
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