2019年に脳出血を発症し
右片麻痺となった
大阪肛門科診療所、院長の
佐々木巌です。
肛門科のこと、脳出血、麻痺、
その他諸々について語るブログへ
ようこそ。
当ブログのタイトルは
尊敬する肛門科の先駆者である
故 隅越幸男先生がよく仰っていた
言葉です。
いつも
手術のやり過ぎを戒めておられた
隅越先生の心を忘れないように
したいものです。
タイトルの言葉を解説した記事です。
よろしければ。
https://ameblo.jp/driwao/entry-11769993835.html
さて、
脂肪ってあんまり良いイメージじゃないと思います。
肥満の時に問題になるのは中性脂肪ですし。
厚生労働省のe-ヘルスネットではこんな説明がされています。
脂肪/脂質は
「生体成分のうち、水に溶けない物質をいい」
「中性脂肪などの単純脂質、
リン脂質やリポたんぱく質などの複合脂質、
脂肪酸やコレステロールなどを含む
ステロイドなどの誘導脂質に大きく分けられます。」
「効率の良いエネルギー源として使われるほか、
各種生理活性物質の原料となるなど
さまざまな役割を果たしています。」
・・・つまり
中性脂肪は脂質に含まれており
脂質はエネルギー源であり
様々な役割がある
と言う事です。
脂質の役割は主に3つあります。
① エネルギーになる
② 細胞膜になる
③ 体を整える
エネルギーとしての脂肪が過剰になると
肥満になるわけです。
他にも細胞膜になるというのも
大切な役目です。
細胞膜の原料として
脂質の種類、質が重要視されています。
原料である脂質の種類によって細胞膜が
柔軟であったり逆に硬くなったりします。
(この場合、柔軟な方が良いわけです。)
特に私のように脳出血の後の人は
神経が再生するようにリハビリを頑張っているわけで
再生した神経の細胞膜は柔軟な方が
良いと考えられます。
細胞膜が柔軟であるためには
肉の脂質よりも魚の脂質の方が良いとされています。
それで魚がいいって言うんですね。