(407)リハビリの話の続き | 大阪肛門科診療所 院長 佐々木いわおブログ──『過ぎたるは及ばざるにしかずだよ、佐々木君』

大阪肛門科診療所 院長 佐々木いわおブログ──『過ぎたるは及ばざるにしかずだよ、佐々木君』

「切りすぎた肛門は元には戻せないんだよ・・」故隅越幸男先生の言葉をいつも心の真ん中に置いて「切りすぎない手術」「切らない肛門診療」を追求する肛門科専門医が、手術のこと、治療のこと、日常のことを、綴ります。

発症から4日後、

動脈ラインおしっこの管が抜け、

一般病棟へ移りました。

 


動脈ラインとは、

持続的に血圧を測定するために入れます。

 

脳出血は高血圧の人がなる病気なので、

血圧に対して厳密な管理が必要なのです。

 

私はと言うと、

発症前の普段の血圧が、120〜130台、

下も90前後と

ひどい高血圧ではありませんでした。

 

発症の原因については謎のままですが、

一時的な高血圧も否定はできませんね。

 

納得はいきませんが。

まぁこの話はこの辺で置いておきます。(笑)

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この頃は日々、

平和にリハビリをしていました。

右足の方は、大きな関節を中心にして、

それなりに順調に回復してきている

感じでした。

 

足の指とか、小さなところは

全然まだ動きませんでした。

 

右手に関しては、

手ごたえ以前の問題。(笑)

 

確か、肩がほんの少し動くだけで、

ほとんどほぐしてもらってばかり

だった気がします。

その頃より右肩が亜脱臼といって、

脱臼しかけの状態と言うことでした。

 

麻痺側にありがちな問題とのことで、

この亜脱臼には長く悩まされました。

 

というか、

今でもまだ時々問題になります。

 


そういえば音声聴覚士のリハビリは、

ほっぺたのマッサージでした。

 

今日記録を読み返していて、

思い出しました。

 

小さい子が腹を立てたときに、

口の中に両方の人差し指を突っ込んで

左右に引っ張って

「イーだ」

とやりますが(今時やらない?)、

まさにその要領です。

 

実際には

「イーだ」

ではなく

「あっかんべー」

と舌を出すのですが… (笑)

 

当然、

固まらないように

やっているのだと思うのですが、

こんなところが固まるんかね?

と思っていました。

面白かったからまぁいいや。

 

 


この状態で「べー」をするリハビリでした

 


このころは、

平和に、前向きに頑張れていました。


…しかしですよ。

 

大問題が勃発したのです。