ホンダは、二輪車の国内生産体制を見直す。価格競争が激しい安価な小型バイクの生産を海外へ移し、高価な中・大型バイクの国内生産を増やす方向だ。国内工場は生産規模を維持しながら、円高でも輸出の採算が合うよう、安い海外部品の比率を増やす。

 ホンダは全世界で二輪車を1800万台生産しているが、国内生産はその1%程度の19万台。熊本製作所(熊本県大津町)が唯一の国内工場だ。排気量600~1000cc級の中・大型バイクのほか、50~110ccと小型の「スーパーカブ」なども生産する。

 カブはエンジンなどをタイから輸入して組み立てているが、人件費が安い中国などアジアで生産し、輸入することを検討している。他の小型バイクでは、配送用バイクなど一部は日本での生産を続けるが、多くは海外へ移す方向だ。

 空気を動力源にして走る世界最速の空気エンジン車「KU:RIN(クーリン)」を、トヨタ自動車グループの豊田自動織機(愛知県刈谷市)が開発した。時速129.15キロを達成。月内にもギネス記録に申請する。

 豊田自動織機の20~30代の技術者7人がクラブ活動で、終業後や休日を利用して2年かけて開発した。クーリンの名前は、排出ガスのない「クリーン」と空気で走る車「空輪」とを合わせた。

 クーリンは1人乗りで、全長3.5メートル、最大幅83センチ。くさび形をした三輪車。後部に5リットルの圧縮空気の入ったボンベ3本を積んでいる。同社のカーエアコンのコンプレッサーを活用。本来は空気を圧縮する機能を、逆に圧縮空気を解き放すようにした。膨張する力を動力にして車を走らせる。

 ダイハツ工業は20日、ガソリン1リットルあたり30キロ走り、最低価格が79万5千円の軽自動車「ミライース(e:S)」を発売した。ガソリン車でトップとなる低燃費を実現。低燃費と低価格を売りに、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に続く「第3のエコカー」とアピールし、販売の拡大を図る。

 燃費性能は、エンジン改良や車体の軽量化などの積み重ねで従来車比で約40%向上。価格面でも設計や部品調達から見直し、海外の部品も採用して原価の低減を図った。価格は79万5千円~122万円。当面は販売目標は月1万台で、年内に5万台の販売を目指す。8月22日に開始した事前予約の受注台数は17日現在で約1万2千台という。