マツダは13日、独フランクフルトで開催中の国際自動車ショーで、新型スポーツ用多目的車(SUV)「CX—5」を発表した。新開発の低燃費エンジンと変速機、軽量車体を組みあわせた。2012年初めに欧州をはじめ世界各国で発売し、年20万台の販売を見込む。

 CX—5はガソリン車が排気量2リットルで、燃費はガソリン1リットルあたり約16.7キロ。排気量2.2リットルのディーゼル車は、二酸化炭素排出量を他社の同型車より3割減らしたという。

 一方、マツダは輸出比率が8割と高く、急速な円高が経営を圧迫している。山内孝社長は朝日新聞の取材に対し、「1ユーロ=105円の円高ではやっていられない。簡単に生産を海外に移すことはないが、(部品の)海外調達など、コスト削減を聖域なくやる」と述べた。

 トヨタ自動車は12日、ハイブリッド車(HV)「プリウス」の国内累計販売台数が、100万台を超えたと発表した。今年8月末までに102万台が売れたという。

 トヨタは世界初となる量産HVの初代プリウスを1997年に発売。2009年に3代目を発売し、10年には年間で過去最多の31万台を販売した。

 北米や欧州などでも00年から販売を始め、現在は世界約70カ国・地域で販売している。世界の累計販売台数は約236万台だ。


 東レは9日、炭素繊維を車体に使った電気自動車(EV)の試作車を発表した。F1カーの元設計者を起用し、3億円の製作費をかけた。鉄より軽くて強いとされる炭素繊維を自動車業界で普及させるためのシンボルにする。

 炭素繊維を骨格や座席、外板などに使い、車体の重さを従来のEVに比べ3分の2程度に抑えた。2人乗りのオープンカーで、最高速度が時速147キロ、充電1回で185キロ走る。F1カーのデザイナーだった英国人ゴードン・マレー氏に設計や製作を頼んだ。

 東レは2015年以降、炭素繊維の自動車業界への本格供給をめざす。価格の高さが難点とされるが、鉄なら複数にわたる部品を、炭素繊維は一体で成型できるため、車全体の製造費は抑えられるとみる。記者会見で田中千秋副社長は「高級車でなく普通車への供給をめざす」と語った。