令和5年度富士総合火力演習 | ドリハロ。の超独り言日記アメブロ編

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もともとHP「ドリハロ。の部屋」でブログをやってますが、2011年7月15日よりこちらにも進出いたしました。よろしくお願いします(^^)/

「令和5年度富士総合火力演習」を某動画サイトで観てました。


既に演習日から一ヶ月以上経ってますが(笑)
動画時間が2h49mと3h無い位なので、
一気見出来る時間的余裕がある時に観ようと、
「後で観る」リストに入れてました♪
まとまった時間が中々取れず、
今になりました。
ここ数年は「島嶼防衛」に重点を置いた演習内容になっていますが、
数年前に比べると無人機活用しての偵察や、
情報伝達手段と経路の変化が見られ、
より早く、より正確に大量の情報を処理して各部隊へ伝達し命令している状況が良く分かる内容でしたね。

演習内容のシナリオは今回も
「敵着上陸部隊の島嶼部侵攻」
からの阻止攻撃と、
一度占拠されてからの敵部隊制圧、
占領地域奪還というものです。

まあ、全部シナリオ通りの流れで上手くいくとは誰も思わないでしょうが、
自衛隊の統率の執れた攻撃等を見ていると気持ちは良いのですが、
これが実際の有事にどれだけ現場の隊員、指揮統制部署が不測の事態に対して何処まで柔軟に対応出来るのかは気になってしまいます。

演習は敵の反撃想定もなく、損害も無いシナリオですから。
ワンサイドゲームで進行出来るわけです。
「こういう段取りで、こういう戦略を立てて作戦遂行していきますよ」
というデモンストレーションです。
もちろん全ての手の内を演習で明かすのは国防上マズイので、
シナリオに対しての対抗手段の一部のデモンストレーションだと思っています。
実際の有事ではこちらの損害も出るでしょうし、
その損耗率による彼我戦力低下の補填と敵勢力の情報修正、
正しい攻撃手段の策定がどれだけ出来るのかは未知数。

侵攻時、敵のジャミングが想定以上だったら?
敵がドローンを大量に一気に送り込んで飽和攻撃で先制攻撃してきたら?
市民に扮した敵国スパイが敵国命令で一斉に各地のインフラを破壊し指揮統制能力奪われたら?

どの程度までこの国が想定し対策を行っているのかも未知数ですからね。

もちろん、演習の通りのシナリオで無事奪還出来るかもしれないし、
逆に全く敵部隊に対して有効なダメージを与えることが出来ず手こずるかもしれないし。

無人機や、機材運用の省人化は、
人員不足、定員割れも影響していますよね。
ここは機材繰り、人員割当、大変だと思いますよ。
戦闘ヘリは無人機に将来的に切り替わる予定と聞いたことあるし。
情報共有のデータリンク等の整備はここ数年で確実に進んでますね♪

そういう事態が無い方が良いのは言うまでも無いですが。

実際に今の憲法上や、政治家の状態だと、
自衛隊が有事にこうして“攻撃の初手を実際に加える”必要があるような事態になった場合、
政治家のくだらない保身や各々の利害関係等の問題で防衛出動発令に対して反対に合い、
防衛出動の命令が遅れて、
自衛隊員に無駄な犠牲が出ない事を願うばかりですね。

総火演、自衛隊の兵器が実弾を使用して演習を披露する機会は貴重ですから、
それが見られるの、毎年楽しみなんですよね♪
数年前から公式チャンネルで総火演の様子が観られるのは有り難い!!
実弾射撃の映像だけも満足♪
あれになら税金払っても良い(笑)
数年前は実際に行った経験もありますが、あの迫力は凄かったな♪
主砲発射時の大気の振動とかね。
また来年も観たいですね♪