初代ファミコンを購入した。久々に見ると感動するものだ。これこそまさにゲームという感じがした。最近では本物そっくりの映像が動いていて、それもまた確かにすごいものだが、ファミコンこそ真のゲームであると思う。あのなんともいえない電子音。ゲームが始まったよといわんばかりの音楽。それを聴くと、小さな頃、初めてゲームにふれた驚きと喜びが再び帰ってくるようである。ここで俺は、初心に帰る事を学ぶ。ちょっとそれもどうかと思うのだが、この世の中、全てがリアルでなくてはいけない事はない。むしろ忘れてはいけない初心があるからこそ、それらはいっそう引き立つのだと思う。何事も初心を忘れたら、どんなにそれより優れたものが存在しようと、それを100%吟味し、使いこなす事はできないのである。昨日のテーマ「線」もまたその一つだと思うのだ。