エジプトから帰国直後に中国当局に拘束されたウイグル人大学生2人が不審死を遂げる。殺害か? | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

エジプトから帰国直後に中国当局に拘束されたウイグル人大学生2人が不審死を遂げる。殺害か?


今年初めにエジプトから帰国したウイグル人大学生2人が中国当局による拘束中に死亡した。当局は、海外在住のウイグル人に帰国するよう命じていた。

匿名のウイグル人からの情報によると、死亡したのはコルラ在住のアブドゥスラム・ママットとヤシンジャンの2人だという。ママットは2015年から、ヤシンジャンは2016年から、エジプトのアルアザル・イスラム大学で学んでいた。

 
2017年初め、中国当局は海外在住のウイグル人に帰国命令を出した。その後、ママットは1月に、ヤシンジャンはその3か月後にコルラに帰郷した。
 
2人は帰国直後に投獄され、その後、死亡した。過去に健康上の問題はなかったという。
 
2016年8月、ウイグル自治区中国共産党長官に Chen Quanguo が任命され、ウイグル人に対する強硬政策が始まった。
 
2017年4月以降、数千人のウイグル人が「過激派」、「誤った政治観を持っている」と見なされ、拘束された。
 
コルラのアクエリク共産党書記によると、23人の村人が拘束されているという。
 
「ママットはモスクのイマームの息子でした。」
 
「ヤシンジャンはコルラのチャチャルバー街の警察署の役人の弟でした。兄は警察署で7, 8年働いていたにもかかわらず、ヤシンジャンの命を救うことはできませんでした。」
 
「ヤシンジャンの兄は、ヤシンジャンが死ぬ前に警察署から解雇されました。ヤシンジャンの投獄について尋ねたのが原因です。」
 
 
カイロの大学生
 
中国当局からの要請で、エジプト当局はウイグル人の捜索を行っている。
 
7月4日以降、200人以上のウイグル人が拘束された。そのほとんどがアルアザル大学の学生だ。
 
ウイグル人数十人はウイグルに送還されたとみられる。送還されれば、拘束や拷問を受ける可能性が高い。自発的に帰国した人も多くが拘束されている。
 
【亀田浩史訳】
 

 

 

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