中国当局から拷問を受けたチベット僧が死亡
1月26日、政治犯として中国当局に投獄されていたチベット僧ペンデ・ギャルツェン(56)が死亡した。
中国当局は、ペンデ・ギャルツェンの死を外部に漏らさないよう、現地住人に警告している。
「中国当局に投獄される前は、ペンデ・ギャルツェンは非常に健康で、何の病気も患っていませんでした。」
匿名の人物はこう語った。
ペンデ・ギャルツェンは、昨年3月に逮捕された。「リタンのシェドゥブ・ダルギェイリン僧院の改装に積極的にかかわった」ためだ。
「彼は、争いが生じた際の仲介役も担っていました。」
「これらが罪に値するのかどうかはわかりません。」
昨年7月、ペンデ・ギャルツェンは病院へ搬送された。その後、刑務所に戻され、死亡した。
「拷問を受けた後、彼の健康状態は悪化したのだと思います。」
中国当局は、ペンデ・ギャルツェンの遺体の引き渡しを拒否している。そして、家族を含むすべての人が葬儀をあげるのを禁じている。
【亀田浩史訳】
【亀田浩史訳】