(12/16) 慶應義塾大学 医療人類学研究会 医療と人文社会科学の架橋に向け | 女医の国際精神保健

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慶應義塾大学 医療人類学研究会
医療と人文社会科学の架橋に向けて33:『ふつうの相談』『フーコーと精神医学』合評会

日時:12月16日(土)16:00-19:00
場所:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎519教室 https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html(地図#5)
形態:ハイブリッド予定

ウェブ参加希望のみ、登録必要(対面は、当日自由参加) 転送自由 無料

https://forms.gle/L2Ze1MBVKaYS4YR19

 

講演者

東畑開人(臨床心理学:白金高輪カウンセリングルーム・慶應義塾大学)

蓮澤優(精神医学・哲学:九州大学キャンパスライフ・健康支援センター)

斎藤環(精神医学:筑波大学医学医療系社会精神保健学)

黒木俊秀(精神医学・臨床心理学:九州大学大学院人間環境学研究院)

司会:北中淳子・狩野祐人(慶應義塾大学社科学研究科 医療人類学)

 

概要
この度、東畑開人『ふつうの相談』そして蓮澤優『フーコーと精神医学』という、日本における精神医療の人文社会科学的研究に重要な貢献をなすであろう本が立て続けに刊行されました。『ふつうの相談』は、臨床心理学者である東畑氏が、複数的な臨床空間における治療文化の様態についての医療人類学的考察を、専門的・学派的な治療の手前にある「ふつうの相談」に着目し推し進めた意欲的な著作です。また『フーコーと精神医学』は、精神医学と哲学の二つの分野で博士号を持つ蓮澤氏が、哲学者フーコーによる精神医学批判を体系的に吟味し、現在の臨床にもつアクチュアリティを描き出した力作となります。精神科医である斎藤環氏、黒木俊秀氏をコメンテーターとして招き、この二つの著作が現在の精神医療に提起する問題について議論します。
 

本研究会は科研費JP21H05174の助成を受けている。