質的研究は上記の通り一個投稿中です。
新たな執筆の元気はないです。。。(学会発表した時に勢いでやり切れば良かった!)
査読を一個いたしました。
1 論文は投稿すると、編集者がまず見てその雑誌に適しているかを概ね判断します。
2 そこで合致していないとか質が良くないとか判断されるとdesk rejectってやつです。
3 そこを超えると、査読者に回されます。
4 査読者は、その研究方法論とかその話題を専門としている研究者たちで、3名とかのことが多いと思います。主査1名、副査2名とか。その査読者が修正とか却下とかそのまま採用とかをコメントとともに返してくれます。
5 修正の指示でコメントがあれば、コメントに従い一生懸命直します。
6 直したら再度投稿して、1から繰り返しです。
この査読者ってのをやりました。
とある日本の雑誌ではかなり頻回にやっていますが、よその雑誌から(今回は英国ベースの医療全般雑誌)からも時々メールで打診があります。
大学院生の頃で自信がなかった頃に一回見送ったことがありますが、今は基本的に依頼されたら引き受けることとしています。
無報酬ですが、その分野の最前線に触れることができますし、人のふり見て我がふり直せ的に自分の研究の技術向上にもつながりますし、これまでの訓練を活用できてる感もありますし、査読を待つ身の辛さが分かるから早く前向きで具体的なコメントを提供したい気持ちもありますし。
依頼を引き受けたら10日以内にお返事くださいって雑誌もありますし、2ヶ月くらい時間をくれるところもあります。私の心がけはなる早で、3時間以内の作業で取り組みます。
質的研究って量的研究に比べてやっている人少ないし、査読が滞って論文数が減るなんてのは勿体無いし。このあたりは社会貢献的な気持ちもあります。(現金の寄付をする以上に私は自分の技術や時間を寄付することに価値を置いております)
ちなみに、Grammarly↓が進化しており、査読したコメントをビュッとかけるのにも本当に頼もしい。
この春、小さめのテキストをgrammarlyにかけた後で米国人にも見てもらいました。
「あれ?もう誰かに見てもらったの?」ってお返事で、Grammarlyの進化は私が感じるだけでなく、リアルだわって思っています。
思い起こせば、LSHTMでの課題の一つが査読だったことあるなあ。今の大学講座でも一回そんな課題を出してみようかな?