アーメダバード(インド)での研究費と生活費 | 女医の国際精神保健

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2018年1月からアーメダバード(インド)の精神科病院で患者・家族・医師に強制入院についてインタビューする質的研究を行っています。

 

研究費は民間の財団から出ており、生活費は東大から出ております。

計画書を作成し、費用を用意するのに1年くらいかかりました。

趣味はもちろん自費。

1ルピー=約1.7円

 

以下、単身でアーメダバードに滞在した際の出費の目安です。

 

1 交通費

飛行機:東京ーデリーは10万円くらい、国内線は片道2500〜4500ルピー

タクシー(Uber):距離によりますが、50〜200ルピー

リキシャ:こちらも距離によりますが、60ルピー以上の距離を移動するのは疲れます

(歩道とかあるようなないような感じですし、道路渡るのも交通量が多すぎて大変ですし、暑いし、本当に歩かない。。歩けない。。)

 

2 食費

料理人:週末以外の毎日一回作りにきてくれて、月3500ルピー。食材の買い物もお願いしています。

食材:輸入品は高いですが、野菜とか山ほど買って350ルピー。牛乳はめちゃ濃厚なのが500mlで20ルピー。

野菜とか果物は屋台で買い、他はスーパーとか商店で買います。屋台が毎朝家の前まで来てくれたり、牛乳配達がありますが、皆ベジタリアンなので、卵とか買うのは結構大変で、肉は特殊なお店に行く必要があります。

病院の近くに大きな卸売みたいなお店があり、そこで色々買って(鍋とかも時には買って)、両手にぶら下げられるくらい買って、一回1200ルピーくらい。

 

3 家賃

歴史深い街の中心の立地の2LDK(トイレシャワー二つずつ、家具付き、庭付き)に週数回の庭師と掃除とガス・水道代込みで15000ルピー。

友人の親戚などのつてで見つかったラッキーな件ですが、色々聞くと、この地区は何宗教の人とかどこ出身の人とかって縄張りが色々あるらしい。そして、ベジタリアン以外を調理しないでとか色々。

庭師とか色々は大家さんのアレンジですので、私はされるがままに受け入れた展開ですが、おかげさまで快適です。

朝早くからいろんな人が庭や家に出入りするので、落ち着かなかったけど、慣れました。(インドで「ひきこもり」とか成立しないだろうなあ)

 

4 外食

カフェ:私が好きなカフェは街に2件(しかない)。コーヒー一杯100ルピーくらい。一番好きなのはFresh lime soda (sweet)で100ルピー以内くらい。

気軽な地元のご飯屋さんは私には辛くて食べられないので、数回しか行っていませんが、軽く食べて400ルピーとか?

海鮮とか肉とか食べたい時は外食しており、これも地元色が強いと辛かったり油だったりするので、ホテルとか中華料理屋さんとかへ行っています。1000ルピーくらい。

 

5 (アシュタンガ)ヨガ

大家さんのところに来ている先生が、前後で寄ってくれます。(幸運!)

一回(40分〜60分)300ルピー。

 

6 研究の人件費

病院と相談をして、硏究参加費や謝金を決めました。

日本での謝金は時給でお支払いしておりますが、インドは月給が基本とのこと。

 

7 電気代

夏のクーラーの時期は電気代が跳ね上がるので、家賃とは別に払っています。

クーラーなしで二ヶ月で600ルピーくらいで、クーラーをぼちぼち使い始めたら1200ルピー。

 

8 インターネット

身分証明が厳しく、色々工夫したのちに、病院関係者に協力いただいて、携帯のSIMをhot spotで使うこととしています。

一日4GBで一ヶ月500ルピーくらい。(国内通話料無料、SMS一日100件無料、国内ローミング無料)

私も使っているJioはネット業界の価格破壊を起こしたようですごい技術らしいです。しかも、利用者は1億4000万人とかって。。人口10億のパワーですね。他にも数社が競っています。

 

9 洗濯代

我が家には洗濯機がありません。

ので、大家さんのお手伝いさんが大家さん宅で洗ってくれます。

週に二回くらいお願いして、月500ルピー。

 

これ以外に渡航前のワクチン接種 や 保険加入 も出費です。

 

基本的にはATMでキャッシングをしております。時折、換金もしております。

ルピーはインド国内でしか利用できないので、換金も国内のみ。

政府が流通紙幣を絞っている?とかなんとかあって、ATMに現金がないとか時折騒動になっています。

クレジットカードは結構使えますが、国外発行のカードは使えないことも時折あります。

 

また、デリー、プネ、バンガロールなどへの週末旅行などを行いましたが、それらの街はアーメダバードの3割増しくらいの印象です。そして、どの街も渋滞がすごく、アーメダバードくらいがまあ快適なのかもしれないなと思ったりします。