私のこれまでと現在の国際精神保健の進路は こんな 感じです。
こんな 応援を受けたこともあります。こんな ヒントもありました。
こんな 逆風を受けたこともあります。
こういうの も重要と思います。
そんな訳で、私の進路(臨床・公衆衛生)は一筋縄ではいかないものの、自然に展開していった感じもあります。
ロンドン大学公衆衛生修士、WHO勤務、途上国勤務、外務省勤務などの(派手な)経歴もあり、進路相談を受けることも多いです。
そんな中、全体的な進路形成について、とある人物と最近語り、思いを巡らせました。
私が臨床医になったのは2000年前半、公衆衛生(国際精神保健)へ展開したのは2009年頃。
私がこの分野に興味を持った10年前と比較すると世界の精神保健に関する関心は飛躍的に高まっており、就職環境もずいぶん変わっています。
私は、これまで「国際精神保健の仕事が少ない・少なすぎる」と考えておりましたが、先方は「仕事は色々あるけど、経験のある人材が不足している」と考えておりました。
これは重要な指摘で、その目で見ると就活事情がずいぶん変わって見えてきます。
そして、私たちが至った結論は;
ー 学術的な力と合わせて、実務経験が何しろ重要
ー 最初の実務経験の機会は難しいけど、Research Assistantとかから始めると比較的始めやすいし、経験も積める
ー 精神保健を意識した場合、MScPH(MPH)はLSHTMが世界で最も充実している。(精神科に特化したければ、MSc Global Mental Healthもう少し広く見たければMSc Public Health)
先方の視点で見ると私のキャリア形成は素晴らしく、米国や英国なら引く手数多らしい。
あまりそんな実感はないですが、3年後か4年後に再び就活するときは意識してみます。
日本のMPH(公衆衛生修士号)の過程は、京大、東大、帝京大、長崎大あたりから展開を始めて、最近はどんどん数が増えています。
仕事、家族、言語などなど考えると、これら日本の学校でMPHに取り組むのも良い方法と思います。
世界のトップスクールは変わらずLSHTM、ハーバード、ジョンズホプキンズがダントツではないかと思います。
最近知ったこちらのハーバード大学Master of Medical Science in Global Health Deliveryもとても充実していそうです。2年間のコースで、2年目はフィールドに出てプロジェクトに取り組むというのは実践ができて、実力がつくでしょうね!
米国は学費がとっても!高いですが、着眼点も実行内容も集まる人も華やかでワクワクします。
国際(精神)保健・公衆衛生は新時代に入っているようです。