(2月の回想記です)
私が精神科研修医の際に入会し、私を育ててくれたJYPO。
毎年研修会CADPを企画しており、私もとってもお世話になりました。
今年のこちらで「卒業生企画」があるとのことで、参加いたしました。
さらに、「臨床」「研究」「公衆衛生」のそれぞれに進路を取っている卒業生から現役へのメッセージを題材にした講義のご依頼も受け、「公衆衛生」代表としてお話しました。
さらに、研修の前に研修の講師であり私のメンターの先生の観光にご一緒できたのも、とても楽しかったです。
卒業生企画では、卒業生同志の同窓会で皆の近況をプレゼン形式で聞きました。
皆さんワクワクするようなお仕事をしており、プレゼンも上手!
Ted talkのような時間を過ごして、同窓会を楽しみつつ、お勉強になりました。
ここに加えてもらえることがとっても光栄です。
今後ともよろしくお願いいたします!
現役へのメッセージな私の講演は、前回との共通点もありつつも、「公衆衛生」に入った理由・教育・仕事内容を話し、JYPOでの活動が基盤になっていることを話しました。
「こんな分野があるのですね!」という声から、「前回の講義の後公衆衛生大学院に進学しました」という声もありました。同志万歳!
WHO、フィジー大学、赤道ギニア国立病院での仕事への関心は高かったですが、外務省での仕事はそうでもなかったような?
途上国の精神保健への関心を高めた機会にもなったようで◎
メンターの先生との観光は、日本のメンターの先生やJYPOの皆様もご一緒に根津美術館へ行きました。
その後、表参道を北上して明治神宮まで。
表参道ヒルズの構図はとっても興味深かったようです。
明治神宮が17時と早めに閉まることを失念していた私!
明治神宮前でお茶してたら閉まっちゃった!すみません。
「君たちとまた観光する口実ができたから、いいよ」と先生。
いろいろ深い話で盛り上がりました。
メランコリーは当初医原性であった話とか随所で勉強になります。
「昔、とある人にgypsy aristocratと呼ばれたよ。君もその一人だね。」
Bobo、Noble Oblige、Previleged Minorityなどこれまで話題になったこともあり、自分もそうなのだなと思います。そこにはelitistな発想もあり、履き違えないようにする必要はありますが、自分の技術や経験を追求し提供する機会を与えてもらえる人も少ないことから、光栄に思って、最大限社会に役立てたいと思っています。
そこにgypsy要素が加わった、今回のご指摘。これはジュネーブでもとっても感じた話です。どこかに属する訳でもなく、どこかに定住する訳でもなく、枠組みに当てはまるのでもなく。戸惑うこともありますが、そこは引き受けるべき要素なのだと思います。
何はともあれ、gypsy aristocrat同志は一緒にいてとても居心地が良いので、先生とそこを分かち合えたのはとても嬉しいです。(逆に、gypsy aristocratでない人には全くわかってもらえない感覚)
先生は私がまたWHOへ戻りハイレベルな仕事をすべきだと考えていらっしゃるようで、いろいろ助言や応援を頂きました。WHOを進路にするのはいろいろ考えるところですが、「国際精神保健」という分野で影響力のある仕事をするという視点ではWHO以上の場所はありませんから、機会を伺いたいと思います。
奥様と一緒に選んでくださった素敵なお土産を頂きました。
美しいこの一品を大事にいたします。ありがとうございました。
夢中でキャリアを駆け抜けてきて、中堅に差し掛かった自分を確認しつつ、この先もワクワク頑張りたいわ!って気持ちになれました。
「確立した立場を作るのが大切な時期だよ。組織での肩書きを軸に仕事を展開するような。」とのご指摘を受け、同意するところですので、この数年の目標はそこに置くこととしたいと思います。