日本社会精神医学会の「社会精神医学」を読みました | 女医の国際精神保健

女医の国際精神保健

精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

勤務先の病院には、医局があり、そこには、電子カルテ、パソコン、自分の机、図書館などがあります。
書類作成が必要なときは、そこへ戻ったり、ちょっと息抜きしたいときにはそこに戻ったりしています。

5年少々ぶりに臨床医をしている私は、リハビリも必要ですし、新しいことを学ぶ必要があるので、図書を読むようにしています。
ー 回診のときに話題になって疑問に思っている点を調べたり
ー 担当患者の病状に関することを調べたり
ー 気になる分野を通読したり

臨床はめまぐるしく忙しいので、細切れ時間をうまく使ってって感じなので、腰を落ち着けての勉強とは異なりますが、結構実践的。

先日、ハイスピード通読した本はこちら↓

社会精神医学/日本社会精神医学会
¥11,880
Amazon.co.jp

内容紹介

日本社会精神医学会編の定本的「社会精神医学」テキスト。歴史的事項から最新の社会病理現象までを網羅し、広範な他の学術領域とのつながりを詳述した。執 筆陣に各テーマの第一人者を迎え、現時点での日本の社会精神医学の到達点を示す。精神医学に関連する社会的な事件、事象が増加している昨今、社会精神医学 が果たすべき役割は益々大きく、本書の刊行はまさに時宜を得たものと言えよう。精神科医はもちろん、精神保健医療福祉に関わるすべての関係者の必携書。

ーーーーーーーーーーーー
つまり、 こちら  の学会が発行しています。
学会によれば、社会精神医学の定義は
「社会精神医学は、疫学的手法や社会科学的手法を用いて、社会的文脈からこころの健康問題の予防、疾患の診断・治療・リハビリテーション、社会保障制度の あり方等の研究を学際的に行う精神医学の一分野です。それは精神保健学、地域精神医学、精神障害リハビリテーション学、産業精神医学、文化精神医学、司法 精神医学等の学問分野と広く重なり、さらには看護学、心理学、社会学、教育学、公衆衛生学等多くの関連学問分野と関心を共有しています。」

そして、一冊をハイスピード通読をして、私が興味のある分野はまさにここなんだわって確信しました。
とはいえ、結構幅広いのですが。

この本を読んで、いろいろ思った点を列挙したメモを紛失。。。
というわけで、私的視点を具体的に書けないのが残念ですが、上記をみて何かしら惹かれる部分がある方はぜひ図書館ででも斜め読みでも。
自分のやりたい仕事の焦点が見つかるかもしれません。