田舎の風景-そして、牛のはなし | アンティークのある暮らしーDrawer

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コッツウォルズのはずれの小さな村にあるアンティーク店より、英国の歴史あるアンティークと、小さな村の生活のおはなしをお届けします。

私の家の目の前に広がる丘が、秋色に染まりました。




drawer-アンティークの引き出し2-bredon hill

家の目の前には、ごらんのように、広ーい草原があり、そこに、羊さんや、お馬さん、そして、

牛さんも放し飼いされます。



数年前の月のきれいな晩、


あまりにきれいで、庭に出てみると、


きゃーーーーーー!なにか、黒い人影、牛影???


牛が一頭、そこに立っているではありませんか?


なぜか、柵を壊して、(超えてではなく、壊して!)庭の芝をむしゃむしゃとほおばっていたのです。


私はとにかく、すごい勢いで、家の中に戻り、パートナーが、ほうきで、しっ、しっ、と草原へ返して

あげようとしたら、


あわてた牛は、庭にある池へ、どっぼーーん! そして、自分の失態にまた驚き、恐れおののいて、

自分の壊した柵のところから、逃げて帰っていきました。


、、、とまだ話は終わりではありません。


次の日の朝、


なんと、びっくり!!


庭には、牛が6,7頭もいるではありませんか!!!


昨日来た一頭の牛くんが、きっと、仲間を呼び集め、

”簡単に入れる、おいしい草がある庭があるんだぜ!朝ごはんはあそこにしよう!!”と

うながしたのでしょうね。


そして、私のたいせつなひまわりを、ひまわりの花たちを、むしゃむしゃと。


牛って、ひまわりの花を食べるんですねー。

って、その時はそんな流暢に関心している場合ではなく、


ほうきでおっぱらうにも、数が多すぎて、さすがに、農家の方に来ていただきました。


柵も、農家の方が直してくれました。


牛って、近くで見ると、ほんとに大きいんですよー。

自分の庭に、まさか牛が突然現れるなんて、毎日のように牛を見ていても、想像していませんでした!



牛のはなし、これで、お し ま い!



また明日。