自分を大切にすることと、自分勝手に生きることの違い
私のワークの基本は「自分を大切にすること」ですが、それは「自分勝手になることではないのか?」と聞かれることがあります。確かに、「自分を大切にする」ことを学び始めた頃、自分が思うことを優先させて、自分の気持ちがいいことばかりを選んでしまう人がいます。これはひとつのプロセスだと私は思いますが、この時点だけを見ると、自分勝手のように思えますよね。本当は、自分を大切にできると、相手のことも大切にできるようになるのですが、その違いについて、お話ししたいと思います。自分の気持ちを大切にすることは、何がなんでも自分の思いを貫くこととは違います。自分を大切にすることは、いつでも、自分が好きなことだけをすること、というわけではありません。自分が好きなことも大切にしつつ、自分の可能性を広げ、成長する努力もしなくてはいけないのです。身体のストレッチで考えてみると分かりやすいでしょう。自分の健康のために、もっと身体を柔らかくしたいと思うのなら、自分の努力が必要です。無理しすぎないよう、身体の声を聴きながら、少しずつほぐしていく。身体は痛いこともあるだろうし、毎日続けなくては効果も出ない。そういう意味では、決して楽しくなんてありません。自分を大切にするということは、自分が今置かれている状態の中で、自分がどんな気持ちなのかを、自分自身が理解し、その上で、どうやって自分を前に進ませてあげるのか、今自分ができることを精一杯やる、ということです。もしも今の状況に満足できていなかったとしたら、それを他の人のせいにして、私ばっかり損している!と嘆いていても何にもなりません。何かで怒りを感じたとして、それをただ爆発させても、何の解決にもならないし、相手を責めても、相手は相手の言い分があるかもしれません。でも、怒りを感じた自分を受け止めてあげて、本当に自分がどんな気持ちでいるのかを感じ取り、その上で、自分ができることをしてあげたり、必要なら、相手にお願いできることなどを考えることはできます。それでは、納得がいかないこともあるでしょう。だから、そんな不満を抱えている自分に十分に寄り添ってあげるのです。そうやって自分の心を自分だけでも大事にしてあげることで、人のことも受け入れることができるようになっていきます。こうやって説明すると「じゃあ、ひとりで生きろって言うんですか?」と聞かれることもあります。確かに、自分の心に自分が寄り添ってあげるというのは、とても寂しく感じますよね。でも、周りの人たちに、どれほど共感してもらっていても自分がそれを感じる力がなければ、周りの声も、単なる慰めにしか聞こえなかったりして、周りからの愛情を受け取ることができません。周りからたくさんの愛情を受けているのに、それに気づけない人はたくさんいます。だから結局、まずは自分だけでも、自分の声に耳を傾け、その思いをちゃんと受け止めていくことから始めるしかないんです。そうすると、周りの人に支えてもらいたいという願いも素直に感じ取り、安心して誰かを頼ったり、お願いもできるようになっていきます。周りに愛情があることにも、気づけるようになっていきます。自分を大切にするということは、ひとりで生きることではないのです。自分を大切にするということは、自分の可能性を信じ、十分に自分に頼ることもでき、同時に、自分ができないことも知っていて、遠慮したり、自分を卑下することもなく、誰かの愛情を受け入れることでもあると思います。自分の足りない部分を受け入れることができれば、相手のことも、もっと優しく見つめることができるようになりますよね。自分を大切にすることは自分勝手なこととは全く違うのです。その行動によって、自分は成長することができるかどうか。そうやって考えてみると、自分勝手かどうか、自分の行動を省みることができるかもしれませんね。今日もお読み頂き、ありがとうございました。私の本が発売中です!ドラマセラピーで40代から人生のヒロインになる-あなたの中の美人が目覚める-/じゃこめてい出版¥1,404Amazon.co.jp運命の人はいくつになっても現れるー恋愛ドラマセラピーで35歳からの理想の結婚を手に入れるー/じゃこめてい出版¥1,404Amazon.co.jp