会社勤めをしている方が、
海外旅行に行きたいけれど、
会社にも迷惑をかけるし、なかなか休みは取れない、と
話されていたことがある。
忙しい会社で働いていたら
1週間とかまとめてお休みを取ることは
難しいのかもしれない。
このかただけでなく、
知り合いの中には、
やっぱり会社を休むと
周りの人に何を言われるかわからないから、
休めるのは、
お葬式とか新婚旅行くらいだと話していた人もいる。
そういえば、
友人が以前、
おじさんが亡くなったと嘘をついて
会社を休んだ話をしてくれたけれど、
そんなの悲しいじゃない?
私はもともと海外旅行が好きなため、
お休みを取ることに
なんの罪悪感もない。
今はフリーで働けているので、随分好きなように
お休みも取れるけれど、
大学に勤めていた頃も、
うまくスケジュールを組んで、
毎年海外に行っていた。
でも、
会社勤めをしている方たちのこの言葉も
よくわかる。
初めて就職した、会社員1年目に
私はインドに行った。
ちょうどその頃、インドダンスにはまっていて、
仲間たちはもうすでにインドに何度も行ってたりしたので、
私も行きたい!!!とずっと思っていたから。
勤めていた会社がくれる夏休みは
たった2日間。
でも3連休をうまく合わせて5日間の休みにして、
たった5日間だけど、インドに行った。
そこになんの問題もないと思っていた。
けれど、
お休み明けに会社に行ったら、
誰にも
「インドどうだった?」
と聞かれることもなく、
わかりやすく、目の前で
年下だけど先輩の男の人に、
「あいつ、5日間も夏休みとって、インド行ったんだってよ。
1年目だぞ?考えられるか、普通?」
と文句を言われているのが聞こえてきた。
イギリスの大学を出て
静岡の小さな会社に就職した私には、
そういう日本の古い考え方が
欠落していたため、
正直びっくりした。
いえ、私は2日間会社を休んだだけで、
残りの3日は、あなたもお休みだったはずですよ?
と思うのだけれど、
会社の方たちには
「1年目なのに5日間も夏休みをとったやつ」という
印象を与えてしまったようだった。
例えば、ものすごーーく迷惑をかけたのなら
なんとなくその嫌味はわかる。
でも、当時私に与えられていた仕事は
とても簡単なものだけで、
私は毎日暇だった。
暇で暇で仕方なくて、
でも遊ぶわけにもいかないので、
会社の本棚に「帝王学」という本があったので
それを読んでいたくらいだった。
社長でもなんでもないのに。
そんな私なので、
いてもいなくても、多分それほど関係なかったはず。
ただ、その会社は、かなり女性を低く見ている傾向にあり、
「女の子」の私には、仕事があまり回されていなかっただけで、
男性はそれなりに忙しく仕事をしていたので、
いてもいなくても関係なくても、
男性には面白くなかったのかもしれない。
そしてその男の先輩は、
親戚のコネで会社に入り、
いろんな人に気を遣っていたように思える。
だから彼は
夏休みを、週の真ん中の水曜日に1日だけ取り、
また違う月の水曜日にもう1日取るという形をとっていた。
そんな風に、
会社に気を遣いながら生きている男性の彼には、
会社になんの気も遣わず、
そのうち辞めていくわよという気配もプンプン漂う私は、
ものすごく腹が立ったことだと思う。
この彼は
もう私のことが大嫌いで、
それが手に取るようにわかるので、
私も結構大変だった。
わかるのよ、
直接彼に何かをしたわけではないけれど、
私のあり方が、
彼を苛立たせていたこと。
だって、
彼はコネで会社に入り、
もしかしたら、いやきっと一生この会社にいる運命にあったのに、
私は
もっと自由に生きようとしていたから。
ここまで強い感情の裏には
何かが必ずある。
きっと、どこかで
羨ましかったのかもしれない。
常識的に生きることが、
自分の幸せや心の健康を邪魔してしまうのであれば、
私は
さっさと常識という枠から自由になった方がいいと思う。
彼は真面目で、きっといい社員だと思う。
こうやって気を遣うことができるし、
会社のために尽くしていたと思う。
彼はコネで入ったかもしれないけれど、
会社としては素晴らしい財産であり、彼自身は
もっと自分を高くみてもよかったんじゃないかなと思う。
そして彼が、
コネを使って入ったからといって、頑張っているんだし、
気を遣わなくてもいいや、
夏休みは、3連休と合わせて5日にして、
ハワイに行こう!と
思えたらよかったのになあと思う。
それなりに忙しくしていたかもしれないけれど、
2日間彼がいなくたって、
会社はなんとかなるんだから。。。
自分の大事な一生を考えた時に、
何を一番大切に考えたいのかは
自分で決めることができる。
その大切なことを選んだ時に、
会社の人に嫌われるかどうかを悩むのって、
もったいない。
会社の人は
大切なものよりも、重要ではないから。
そしてその感覚がみんなにあれば、
もっと
気持ちが楽になる人が増えると思うの。
普段一生懸命働いているんだから、
自分にご褒美あげたっていいじゃない?
常識から抜け出られる人が
もっと増えたら、
私たちはもっと楽しい世界に行けると思うな。
今日もお読みくださりありがとうございました。
