演劇の古典といえばシェイクスピアですね。
シェイクスピアの戯曲は読んだことありますか?
僕は昔、古臭いからという先入観で読まなかったのですが、
ある時、ふと読んでみると、メッチャ面白いんですね。
全然古臭さを感じないし、
むしろ人間の普遍的な心理を題材にしているから、逆に新鮮さも感じられるんですよね。
読んでいてワクワクします。
そしてそのボキャブラリーの多さに圧倒されます。
そして、これを英語で聞くとさらにその真髄があるみたいで
内容が面白い上に、戯曲をのセリフを聞いているのが心地よくなるんです。
本当にすばらしい能力だと思いますね。
でも、一説によると、シェイクスピアは劇作家としてはピカ一だったけど、
役者としてはイマイチだったようです。
天はニ物を与えず?
もう一ついうと、シェイクスピアの作品は全てオリジナルと思われる人も多いと思いますが、
実は
ほとんどパクりなんです。
パクりというとちょっと語弊があるかもしれないんですけど、すべて元になる話があるんです。
実は、この時代は著作権とかの法律が無かったので、普通にパクりまくりだったようです。
だから、台本の出版なんてもってのほかで、
この時代はその俳優のセリフだけを書いた紙をそれぞれに渡して、原本は金庫に大事にしまっていたようです。
シェイクスピアのすごいところは、元の作品の数倍すばらしい作品を書き上げた事ですね。
多くの場合、パクると元の作品よりも質が下がってしまうのですが、
シェイクスピアの場合は、さらにそのクオリティを上げたのです。
それも才能ですよね。