スタニスラフスキーが生きていた時代に! | 演技力Up

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スタニスラフスキーという方の名前はご存知ですか?

まさに世界の演劇界、

俳優の訓練法に革命をもたらせた歴史的な演出家です。



日本で言う明治、大正時代の頃のロシア人です。


まさに、この人が考え出した「スタニスラフスキー・システム」

今や世界の演劇界の常識的な訓練法としてその地位を確立しています。


そこから、メソード演技

マイズナー・テクニックなどが派生していきました。


ハリウッド映画などをはじめとしたアカデミー賞を受賞するような名優達は

この流れの演技訓練をした人たちです。


まさに「名優を生み出す訓練法」を見つけ出してくれた人なんです。


ありがたいですねえ。


この「スタニスラフスキー・システム」は海外では常識ですが、

日本ではまだまだ認知度は低いと思います。


システムの名前とどんな内容かは本を読めばわかりますが、

実際の訓練法については浸透していないですよね。


最近だと「ウチはスタニスラフスキー・システムを採用しており・・・」

という演技教室もちらほら出てきました。


スタニスラフスキー・システムを採用している自分のところは

最先端をいっているみたいな宣伝文句も見かけます。




しかし・・・




実は、スタニスラフスキーが生きていた時代に

日本にどうにかして取り入れようとした人がいたんです!



日本の演劇界を必死に変えようとした演劇人がいたんです。


その人の名を

「小山内薫」と言います。


名前くらいは聞いた事あるかもしれません。


「自由劇場」という現代劇のスタイルの芝居を上演する歴史的な劇団です。


それまでは、現代的な芝居でも歌舞伎の型を引き継いだ

紋切り型の演技が主流でした。


まさに形の演技ですね。

【説明の演技】です。


そこへきて、小山内薫は本当にリアリティのある芝居を

求めて海外に出ました。


そこで、まさにスタニスラフスキーが大活躍中の

モスクワ芸術座に2~3回見に行ったといいます。


そして、スタニスラフスキー・システムのすばらしさに心をうたれました。


【リアリティ】

という、演技にとって最も大切なものをそこで見つけました。


そして、彼は日本の演劇界にも

それをとりいれようと何度となく試みました。




でも・・・





受け入れられなかったんですね


要は、権力のある既得権益のある派閥や

グループから受け入れを拒否されてしまったんです。


まさに、自分達がやっている演劇といわゆる正反対の

スタイルのものが来るわけですから。


自分達の存在がおびやかされるわけです。


まあ、よくある話ですよね?



「もし・・・」


そのグループの人達が頭の柔らかい人たちで、

スタニスラフスキー・システムを全面的に受け入れていたとしたら・・・


今の日本の演劇界は変わっていたかもしれませんね。



それにしても、

スタニスラフスキーの生の演技ってどんなだったんでしょう?


気になりますね。




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