児童向け物語について考える | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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現在制作中の、

 

児童向け物語のために、

 

自宅の絵本コレクションを眺めながら、一人の世界に浸っておりました〜〜キラキラ

 

このような、

 

ゆったりとした気持ちで、

 

子供の笑顔ワクワク気分を想像しながら物語について考えるのは、

 

ホント、至福の時間ですね〜ニコニコ

 

 

 

私は常々思うのですが、

 

地球上の全ての大人たちは、

 

自分の子供、身の回りの子供、そして、世界中の子供のことを考えて行動すれば、

 

政治も経済も、そして環境についても、全ての問題が解決へ向かうと信じています。

 

これは、真剣な話です。

 

未来は、子供たちのものですからね。

 

子供という存在に匹敵するほどの価値あるものなど、無いと思いますからね。

 

子供について考えることは、地球について考えることと同じなのですニコニコ

 

 

 

さて、

 

私のつまらない話はそのくらいにして、

 

絵本の話題に戻りましょう〜チュー

 

私の本棚にある絵本の中でも、

 

やっぱり手に取って読み返してしまうのが、

 

この一冊なんですよねぇ〜〜。

『おしいれのぼうけん』(1974年)

作:古田足日 田畑精一

 

長く愛されている名著ですね〜。

 

いや、もう〜、面白いのなんのってキラキラキラキラキラキラ

 

これは日本版『ジュマンジ』と言ってもいい、ユニークなスケール感のある物語です。

 

細部まで作り込まれた世界観は、

 

どの世代をも魅了する魅力があるのです!!

 

 

 

 

私は、

 

絵本という読み物が大好きなのですが、

 

子供のための書籍に何を求めているかというと、

 

物語のクオリティーはもちろんですが、

 

それと共に、

 

文章の持つ音色の心地良さが堪らなく好きなのです照れ

 

そして、

 

古い出版物になればなるほど、

 

その音色はとても美しいものになるのですよね。

 

1960年代に作られた絵本の中には、

 

そんな、私にとっての一級品が溢れているんですよねぇOK

 

昔に、

 

このブログでも記事にしたこともありますが、

 

童話作家岸田衿子さんは、

 

幼児向けの文章の中に、

 

そんな音の美しさを込めることの達人なんですよねぇ〜キラキラ

 

 

 

 

これは、

 

きっと、

 

まだ日本語の意味も分からない幼児が耳にしても、

 

その言葉(語り)の音色から、

 

ページにあるイラストの雰囲気が、

 

どこかしら伝わるように意識してのことではないでしょうかウインク

 

母親や父親が、

 

赤ん坊を膝に乗せて読み聞かせる幼児絵本です。

 

両親の声が、

 

もっとも優しく美しく楽しげに聴こえるように、

 

彼女の文章は綴られているんだと思いますねぇキラキラニコニコ

 

 

 

 

 

 

これら作品を手にとって頂ければ、

 

これは、誰にでも分かると思います。

 

(だから、現在でもベストセラーなんですが〜〜チュー

 

弾むように読んでみたり、

 

流れるように読んでみたり、

 

声に出しても無理なく読むことができるんです。

 

単語の組み合わせもユニークで、

 

その音色はとても華やかな印象を与えてくれます。

 

 

 

60年近くも前に、

 

そんな日本語の可能性に果敢に挑戦した方がいたことに驚いてしまいますねぇ〜〜爆 笑

 

最近の人気絵本には残念ながら出会うことが無い、

 

圧倒的な魅力が彼女の作品にはあるんですよねぇ〜〜。

 

私も絵本好きとして、

 

いつかは、そんな絵本を作ってみたいものですねウインク

 

 

 

 

これは、

 

岸田衿子さんが、

 

日本を代表する童話作家であると同時に、

 

詩人の顔を持っているからの偉業だと思います。

 

日本語を多角的に知り尽くしているから、

 

そんな表現が可能なのですねニコニコ

 

 

 

 

私は、

 

滑舌が苦手であったり、発声がまだ未熟な新人声優さんには、

 

いつも岸田さんの絵本をお薦めしています。

 

万人にとって心地よい語り口になるように、一流の作家が書いた日本語を読むことで、

 

自分にとっての最も自然で響きの良い声質を知ることができると思っています。

 

声質を開発するには、、まさに最適な文章ですよ〜〜ニコニコグッ

 

ぜひぜひ、

 

自分の声や、口の動き、舌の動きを知るために、

 

彼女の絵本を活用して欲しいと思っています。

 

そして、

 

彼女を文章を読む自分の声に、よ〜〜く耳を傾けて欲しいと思います。

 

自分の声を魅力的にするヒントが見つかるかと思いますよ。

 

 

 

「簡単で単純な、読んでも楽しい日本語を、如何にして自分の声で表現するか・・・・」

 

ここをじっくり検討できる素材が、

 

長く愛されている名作絵本だと思いますね〜ニヤリ

 

 

 

 

 

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オーディオキネマ代表 

山中勇人(脚本・演出)

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