現在、
弊社の声優ワークショップへ参加されている方々を、
一言で言い表せと言われれば、
私にとっては、タイトルにも触れた通り、
「貧乏を知らない世代」
という言葉がとてもしっくりとくるのです〜
私が大阪から上京し、
映画の勉強をしていた時分は、
自分がやるべきことの一つに、
「貧乏を経験せよ」
という課題があったんですよねぇ〜
これについては、
私の周囲でも同じ感覚の仲間が多くいたと思います。
その重要性について話し合ったことはないですが、皆、よくその本質を理解していたはずです〜。
映画でも、小説でも、
主要人物が貧乏である設定ってよくあることですよねぇ〜。
そして、大抵の場合は、
その貧しさに負けずに、
明るく楽しく生きている根性や愛嬌が魅力的に描かれているものですよね〜
(それとは反対に、陰鬱であり卑屈になっている者の面白さもあります〜)
つまりは、
ここを実体験することが、
一人東京で暮らすという意味だったんですよね。
シナリオを書いていて、
私は、裕福な者に魅力を感じることはありません。
裕福な生活ではなく、豊かな生活にこそドラマがあると思っているからです
スタジオジブリのアニメーション映画でも、
皆、どこか貧しさの中で個性が輝いていますよね。
パズー、ナウシカ、アシタカ、キキ、ポルコ、などなど・・・。
皆、豊かさを求めて生きているようですよね〜〜
そして、
最も大切なのは、
貧乏の底辺からそんな豊かさを生み出すことが、どれだけ困難なことかを知ることだと思います。
つまりは、
「貧乏がどれだけ心を貧しくするのか・・・・」
を身を以て知ることが必要だと言いたいのです。
ここにずっと身を置いていると、
本当に自分自身も周囲も嫌いになって、世の中を怨みたくなるものですよね〜
時には、孤独に押しつぶされそうになって、体が震えてきたりもします〜〜
くだらない事に聞こえるかもしれませんが、
そんな境遇を、月日が経ったのちに、
「今となっては、笑える経験」
にすることが、シナリオ執筆にとっても、そして、声優さんの演技表現にとっても、
将来便利な経験の引き出しになると、私は信じています〜
今の若い方々は、
貧乏を知らない方がほとんどです。
きっと、現実的に効率良く生きている方々なので、
貧困を感じることなく上手に生活する術を心得ているんですよね。
これはこれで素晴らしいことですが、
ちょっと乱暴な生き方を好んでも良いかと思いますねぇ。
時代が違うよと言ってしまえばそれまでですが、
「若いうちに経験出来ることをするべきだ」
とオジサンは強く言いたいですね〜
30歳までは、
お金を使うことで学ぶことが多いですからね
どんどん使って、
楽しく世の中を、人間を学んで欲しいですねぇ〜。
私は、
ここの経験不足をちょっと後悔していますから、
今のうちに満喫していただきたいですね、
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