色々なところで、
結構な頻度で言っていることがあります。
それは、
『座頭市』と『男はつらいよ』で、
この話、決して冗談ではなくて、
毎回、正真正銘の本気印で発言していることなんです〜
むしろ、
月日を重ねるごとに、
この考えは、より確信へと近づいている気さえしています。
現在、
多くの方が声優を目指されていると思いますが、
これから声優を目指すならば・・・・
映画『男はつらいよ』シリーズを観て、会話の掛け合いやセリフの間を学び、
映画『座頭市』シリーズを観て、キャラクター(役作り)のリアリティーの幅を学び、
池波正太郎小説を読んで、血の通った人情味のある日本語を学び、
司馬遼太郎小説を読んで、歯切れの良い日本語を学ぶのがいいと思います。
これら全てで、
プロの声優に必要な日本語の表現はマスターできるので、
あとは基本的な滑舌発声を気にしていたら、
それで声優になれる・・・というわけです
ちなみに滑舌発声なんてものは、
名作映画を観ながら、
そこに出演している名優の語り(喋り)の素晴らしさを知れば、
自然と自分も一流のそれに近づきたいと思い始めるものです。
この「無性に近づけたいっ」という願望が強まることが大切です。
そうなれば、
人は、24時間滑舌を気にして生活し始るものです。
この方法以上の滑舌矯正トレーニングはありません。
この状態に身を置くことが一番の近道だと思っています。
本物のモチベーションがなくては、滑舌の訓練などやれるはずがありませんからね
話を戻しますが、
これら名作映画の数々は、
一回観れば終わりというわけではありません。
ここが大事なのです~
映画の良い所、自分が心底好きな所を探すようにして観るのです
そして、
発見した映画のお気に入りシーンを、徹底的に研究するのです。
自分の知識と知性を総動員して、
その時の限界レベルでの自分の解釈を導き出すのです。
(限界とは、一切の甘えのないギリギリレベルのことです〜〜)
映画の見方なんてものは、
こういった日々の鍛錬で身に付けるものなんですよね。
まずは、
一流の声優・俳優の演技表現について、
自分の意見を述べられるようにすることが重要なのです。
この能力の習得に集中できるかどうかが、
プロへの第一ステップだと、私は思っています
(プロの声優に必要な耳と目も、同時に鍛えることが可能ですよ〜)
こういった自主トレをたっぷりと重ねることで、
感性(センス)も演技力も、そしてプロ意識も、
現場で通用するものになるはずなのです
いきなりメインキャストでの起用は難しくても、
小さな役、新人枠での採用ならば、
十分に応えられる表現力は手に入ると思いますよ。
あまり余計な時間は過ごさず、
これに集中する1、2年間を過ごすことが出来れば、
十分に現場で信用される声優が仕上がると思っているのですが・・・
そんな辛抱は、
やっぱりできないですかねぇ〜
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