火の鳥 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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少しづつ読み返していた、

手塚治虫さんの『火の鳥』が、

本日、読み終わりました〜〜照れ



私が小学3年か4年頃から、

何度も何度も読み返してきたこの大作。

 

私の人生には、

 

無くてはならない作品なんですよね。

 

「物語というのは、

 

常に悲しいものである」

 

こういった感性を与えてくれたのもこの『火の鳥』です。

 

どの物語も、人間の思い通りにはいかない、儚いお話ばかりですからねおねがい
 

 

 

この度、

 

5年ぶりくらいに読んでみたのですが、
 

重厚な作風には、毎巻、圧倒されてしまいました。


この『火の鳥』というのは、

何度読んでも新たな発見があるんですよねグッ

読み手の知識知性の応じて、

この手塚作品は反応を返してくれるようなんです。

ですから、

勉強や経験を重ねてこの作品に帰ってくれば、

いつでも、自分が新たな段階へ到達したことを教えてくれるんです!

それって、

とんでもない作品ですねぇ~爆  笑キラキラ

まるで魔法のような漫画ですよう。



そして、

今回の再読においても、

私はやはり、

太陽編が一番好きなんだなぁ~と、

実感しましたねニヤリ



これ、

小学生の頃から変わらない好み何ですよね。

読んでいて一番興奮するのは、

この太陽編なのです。

 

(ここんとこは、成長してないのかな〜チュー



この物語は、

何重もの構造を持つ複雑さがありながら、

 

まるで名画を観ているような流れの清らかさがあります。
 

そして、ドラマティックな仕掛けが、

とても洗練されていて、かつ、エキゾチックなのです照れ

太古の日本と、未来の日本。

土着の神と、伝来してきた仏教。

人間ともののけ。

光の民と、影(シャドー)の民。


これらが一冊の物語の中に巧みに編み込まれているのです。

 

もう信じられない手塚さんの技ですよね〜照れキラキラ




これが描かれた当時、

映画などでも、

これほど複雑な物語は無かったのではないでしょうか。

驚嘆すべきは、

手塚治虫さんの類まれな構成力ですね!

 

日本という国の持つ文化風習風俗神話民話宗教などを、

 

独自の解釈や娯楽性を交えながら語りつつ、

 

時代を超えて未来までもを描いてしまったんですからね〜びっくり

一代で、ここまでの長編大作を完成させるなんて、

 

どれほどの創造力の持ち主なのかと信じられない気分です。




『火の鳥』を読む。

これは、

 

私にとっては、

 

時間を旅するような体験なのです。

物語の中を、時代(世界)をさまよい歩くような感覚なのです。

同時に、

自分自身の過去、未来を考える時間でもありました。

今回得られた結論に、

少々怖気づくような気持ちにもなりましたが〜アセアセ

こういった厳しさを教えてくれるのも、

手塚治虫さんの作品の魅力なんですよねウインク



また、

 

数年後に、

 

勉強させて頂きます〜〜お願い

 

 

 

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山中勇人(脚本・演出)

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