『豪姫』を観て | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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今日の天気は、

 

まさにの到来を継げるような穏やかさがありますね。

 

しとしと降る雨にも湿気のいやらしさは無く、

 

どこか穏やかさを感じることができます。

 

 

 

でも、

 

私のような偏頭痛持ちには、

 

この分かり易い季節の変わり目は苦しいもので、

 

昨晩から続く痛みに、

 

今日は大人しく自宅待機となっているのです・・・ショボーン

 

 

 

 

思い切って仕事ができぬのならば、

 

思い切った気持ちでなくては観られない映画を観よう!

 

ということで、

 

勅使河原宏監督、1992年の作品、

 

『豪姫』

 

を鑑賞しました。

 

出演は、

 

仲代達矢、宮沢りえ、笈田ヨシ、永澤俊矢、三國連太郎、他。

 

 

 

 

この映画は、

 

森田富士郎さんの映像、西岡善信さんの美術、武満徹さんの音楽、

 

そして、小道具や衣装の豪華さなどがいつも話題になる作品です。

 

安土桃山・・・

 

美術、建築、文化、芸術が絢爛豪華に発展する時代の裏側で、

 

勃興しては滅びゆく武家の栄枯盛衰。

 

そして、その時勢に翻弄される人々。

 

映画では、

 

無念の中で争い、

 

生き抜くことを選ぶ儚さが描かれます。

 

 

 

この映画を鑑賞して、

 

いつも溜息をつかされるのは、

 

作品を貫く、

 

寂寞感、心細さ、不安な気配の漂いです・・・。

 

それらが、

 

幾筋もの物語の語りによって、

 

儚いものへと到達していくのです。

 

この繊細さが、

 

私には、羨ましくて堪らないのです〜キラキラ

 

 

 

 

この圧倒的な勅使河原監督の手腕と、

 

出演者のギリギリの演技には、

 

毎度、多くのことを学ばされます。

 

そして、

 

作品を素晴らしいものにしているであろう要素に対して、

 

私の知性が追いつけず、

 

その多くを理解できないことも、

 

悔しさが残る映画なのです・・・チュー

 

 

 

 

でも、

 

手が届かない映画というもの嬉しいものです。

 

繰り返し見て、

 

新たな感動がある映画なのですから。

 

それは、

 

こちらの成長や変化を自覚させてくれる機会でもあります。

 

色々な角度から、

 

何度見ても飽き足りないのは、

 

焦燥感を伴う一方、嬉しことでもあるんですよね照れ

 

 

 

 

今回の映画を観るにあたって、

 

久しぶりにそのシナリオを手に取って見ました。

 

 

昔々に、

 

古書店にて購入しておいたものです。

 

映画の全てが収まっているシナリオであるはずが、

 

映像を見たときの創造性の広がりに、

 

想像を超える感動を味わいましたね。

 

こんなシナリオは、

 

そうそう存在しないのではないでしょうか。

 

ここに、

 

日本映画の、

 

ある種の到達点を感じずにはいられませんねニコニコ

 

 

 

こういう映画を作ることこそ、

 

私の理想なんですよね。

 

果てなき夢なんですよね〜爆  笑

 

 

 

 

 

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オーディオキネマ代表 山中勇人(脚本・演出)

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