江戸の町方(町人)たちは、
江戸の夏をどんな風に楽しんでいたのか
毎日こう暑い日が続きますと、
そんなことを考えてしまいますねぇ〜
例えば、
朝顔や風鈴などは、
江戸の町のいたるところで見られたことでしょう。
人々は、
そんな景色の中を、
夏着物を着て、団扇を手にして歩いていたんです〜。
さぞ、素敵だったでしょうね
当たり前ですが、
車も飛行機も、
携帯などの電子音も全くないのです。
自然の音、
人々の喧噪、
そして、風鈴や打ち水の音・・・。
想像しただけで羨ましいですね
今の日本で、
そんば町がどれだけあるのでしょうかねぇ・・・。
さて、皆さんは」ご存知でしょうか
江戸時代のおもちゃに、
立版古(たてばんこ)
という品があったんです
これは、
切組灯籠(きりくみどうろう)、
組上げ灯籠(くみあげどうろう)、
などとも呼ばれていました。
実際の写真はこんな感じ↓
今のプラモデルのようなものですね。きっと
もしくはジオラマでしょうか〜。
紙を切り抜いて組み立てると、
歌舞伎の名場面や、浮世絵を立体的に楽しめるものなんです
切りだす前はこんな感じ↓
面白いのは、
この立版古の由来が、
もともとお寺などにある灯籠から来ているということです。
灯籠ですから、
この立版古の後ろにロウソクを立てて、
その景色(絵)を楽しんだそうですよ
陰影がついて、より立体的に見えるという趣向ですね。
なんとも江戸らしい遊びです〜
昔は、
これを軒先に掛けたりして、
夏の夜を趣あるものにしたそうです。
町に住む人間みんなが、
その町を彩る演出を行なっていたんですね。
この立版古、
私の全く知らない江戸のおもちゃでした。
今でもこれを復刻して発売している会社もあるそうですよ。
ちょっと購入してみたいですね
できれば、
『研ぎ師伊之助深川噺』の名場面を、
この立版古にして、
それを眺めながら、
縁側でビールでも飲めたら楽しいでしょうね
ぜひとも作ってみたいものです〜〜。
ほほほぉ~、
ステキステキ。
ドラマCD『研ぎ師伊之助深川噺』Amazon購入。
▶︎上巻はこちら。
▶︎下巻はこちら。
オーディオキネマ
山中(脚本・演出)
◆◆◆twitter◆◆◆
◆◆◆facebook◆◆◆