先日、
NHKにて『漫勉 シーズン0』が、
完全版として再放送されていましたね
私は、
かわぐちかいじさんの出演を見逃していたので、
貪るように観てしまいまいたぁ~
今回の放送は、
本当に突き刺さりましたっ~~
お二人の何気ない会話に、
まるで吸い込まれるようで、肌が粟立つのを覚えました
ここに、
番組を思い出してかわぐちさんと浦沢さんの会話を書いてみます。
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かわぐち「一回の連載で、5コマ20ページ。およそ100コマをたった2日間で仕上げるのが我々の仕事だ。私は、その全てのコマを、自分が楽しんで描いているかがとても気になるんだ」
浦沢「楽しんで書いていれば、無駄コマがない」
かわぐち「そうそう」
浦沢「こちらが楽しんで書いていれば、読書もきっと楽しんでいる」
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これは、
日本を代表する巨匠漫画家の会話ですよ。
なんて、純粋で、真っ直ぐで、当たり前の内容なのでしょう~
もう、参ってしまいますねぇ~
かわぐちさんはこんなことも言っていました。
「絵を書いていて、
その絵は自分がちゃんと楽しんで書いているかということを、
ペンを止めて考えるんです。
客観的に自分で確認するんです。
これを何度も繰り返すこともある」
・・・・驚きました~
こんなに自分の仕事への信念を見極めている方を私は初めて観ましたね。
一コマ一コマ、
そうやって積み上げて仕事をされていたんですねぇ
この2人の会話は、
お互いの仕事のクオリティーを話し合っているような気がしましたね。
しかしそれは、
彼らの目指す到達点の話でもあると思いました。
どうやら2人で、
そういったところを確認し合っているようにも見えましたね
それがとても見ていて楽しい番組だったのです
きっと彼らには、
仕事に対して、
同じようなテーマがあるのはないでしょうかね。
そういった共通点が、
彼らをあれほど純朴な会話へと導いた気がします
彼らの目指すものとは一体何なのか・・・・
もっと深く、そのあたりに突っ込んだ話も聞いてみたかったですね。
私も、
シナリオを書く時は、
各キャラクターについて、
声をお願いしたい声優さん(俳優さん)をイメージしますので、
どのセリフもその声優さんが楽しんでくれるかどうかにとても気を配ります。
節回しがつけやすいか、調子は取りやすいか、語呂はいいか・・・などなど。
でも、
かわぐちさんの言葉を聴いて、
もっともっと自分が楽しいかどうかに集中してもいいような気もしましたね。
少なくとも、
シナリオの根底には、
自分自身が震えるような楽しさを覚えているかどうかが重要なんだと学びました
やはり、
巨匠の言葉は重いですね
ああ~、
シーズン4も早く始まらないかなぁ~。
あと、
2時間番組にしてくれると嬉しいよなぁ~
一時間じゃ足んないよ~。
オーディオキネマ
代表 山中(脚本・演出)
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