オーディション原稿を選ぶ | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 公式ブログ

今日と明日は、

27日(月)より始まる3次審査の準備をしております

これから始まるオーディションは、

「キャストオーディション」と呼ばれるもので、

実際に、

参加者の皆様に、

配役を想定した登場人物のセリフを演じていたく審査になります




ですから、

準備の殆どは、

オーディション原稿の選定が大きな仕事となります。

「ただ、執筆中のシナリオから選び出せばいいんじゃねえの

と言われてしまいそうですが・・・

これがどうしてなかなか

思いの外、簡単には行かないのです




と言うのも、

審査を受ける側の方の立場で考えると、

あまりに切り抜いたようなシーンのセリフでは、

キャラクターやセリフについて、

サッパリ意味不明で、困ってしまいますよね。

(これでは、無茶苦茶なオーディションになってしまいます




できれば、

審査で使われるシーンは、

キャラクターの初登場のようなものがいいのですが、

それがいつでも使いやすい原稿とは限りません

そのシーンに、

あまり個性豊かなセリフが無いならば、

わざわざ審査の原稿に用意をしても意味は無いですよね。



となると・・・、

目立つセリフがあり、

キャラクターの真髄(本質)が垣間見れるような場面を用意する必要がります

この条件が、

私を困らせるのです・・・

私が欲しいものは、

初見で読んでも理解がしやすく・・・

中身の濃い会話やセリフが書かれている場面・・・ということですね




シナリオとは長いものなので、

どこかにそんなシーンがありそうなものですが、

腑に落ちるようなシーンなんて、

意外と無いものなんですよね

例えば、

キャストが5人も6人もいる場面では、

知らないキャストが多すぎで、

これから初見で演技する人は困ってしまいますよね

では、

キャラクターのセリフだけ単体で読んでもらえばどうか

これでは我々審査員が、

なかなか雰囲気を摘みづらくて、

キャスティングの判断が難しすぎるのです




結果、

いつもそうなのですが、

シナリオから選定したシーンを、

オーディション用に作り変える、

という作業を行うことになるのです




実は、

この行程が、

とても時間がかかるのです。

私の凝り性な性格が、大いに大暴れしてしまうのです・・・

できれば、

パッと読んだだけで、

登場人物の人柄がにじみ出てくるような原稿が理想ですよね。

皆さん、演技のイメージも掴みやすくなるでしょうからね。

これは、

審査する側も同じで、

相手に求めるキャラクター像がハッキリしますから、

曖昧な原稿を演じていただくよりも、

随分と審査判断が明確になるのです。




ということで、

悩ましい作業が、

今夜と明日にかけて続くというわけです・・・



今日は、

やんごとなき理由で、

地方にて仕事でしたが、

せっかく用意されたホテルのベットを使用すること無く・・・

コツコツと、

キーボードを叩くことになりそうです。



この記事をご覧になった皆様方、

「おやすみなさいませ・・・」





◇ライターのtwitter

@audiokinema
ガヤ、エキストラ出演募集の情報などもツイートします。


◇公式サイト

『研ぎ師伊之助深川噺』公式サイト