「切絵図さんぽ」
・・・四ツ谷編 その2・・・
さて、
先程は、四谷怪談の話が長くなり、
肝心の切絵図へは入れずじまいの幕引きとなりました

しかし、
この記念する200回
にて、その「四ツ谷」の続きを書くことが出来るなんて、
なんとも嬉しい気持ちになりますね

では、
先ほどの続きと参りましょう。
この四ツ谷は、
江戸城の北西を守るよう作られていると書きましたが、
それを切絵図でも伺うことが出来ます。
上の拡大図は、
四ツ谷全体図では、右下に位置しています。
ここに「御焔硝蔵」(ごえんしょうぐら)と呼ばれる場所がありました。
焔硝=煙硝
つまり火薬のことですね
ここは、幕府の火薬庫だったんですね。
そのためすぐ側には、
鉄砲の試射・練習のための「御鉄砲場」がありました。
(拡大図でも見ることが出来ますよ
)
ですからこの四ツ谷には、
徳川家の鉄砲隊である「御先手組」や「百人組」「御持組」の屋敷が、
いたるところにありました
これは、四ツ谷ならではですね。
他にも、
何か面白いポイントは無いかと切絵図を眺めていると、
こんな場所がありました

中央に、
「伊賀町」とあるのが見えますか
(今の四谷三丁目付近になります。)
ここには、
なんと、
伊賀忍者の居住があったそうです
この切絵図が作られた頃には、
すでに末裔は居なかったかもしれませんが、
地名としてしっかりと残っているんですねぇ~。
まさに、
江戸時代の、ミステリアスな一面ですね
(私などワクワクしますね~)
この場所に伊賀者が配置されたのも、
江戸城の西北部を守ることが目的だったようです
私の空想ですが、
徳川家康がこの町を作った当時には、
武田家に仕えた甲州の忍者や、
真田家に仕えた伊那の忍者とも、
闇での死闘があったかもしれませんね~
夜な夜な、
この伊賀町から忍者装束の集団が暗闇へと音もなく飛び出し、
諜報活動のために江戸へ入った他国の忍びを暗殺していたんですよ。
そして、
夜が明ける頃には、
何食わぬ顔で寝室に戻っていたんです
いいなぁ~
実際のところ、
忍者に関しては、確かな資料は少なく、
ほとんどが分からないことばかりです。
しかし、
そういったミステリアス性がまた、
彼らに対して変な信ぴょう性を持つんですよね
この「伊賀町」も、
忍者は武家として徳川家に迎えられたはずなのに、
町家として表記されていることろに、
忍者への差別を感じますね
伊賀忍者たちは、
次第にこの地を離れて、
土地を町人に賃貸したことで、
町地として発展したそうですが、
天下太平になった世に、
忍者を語ることは生きにくい時代になったのかもしれませんね
当時の武家階級にとって、
忍者とは忌み嫌うべき存在でしたからね。
戦闘集団、戦闘職人のような忍者には、
辛い時代だったんでしょうね・・・・。
ちなにみ、
全体図の方で確認できるのですが、
この切絵図の右上には、
広大な紀州徳川家上屋敷がありました。
御三家のうちの一つですね
そして、
切絵図の左上には、
こちらも広大な尾張徳川家上屋敷がありました。
こちらも御三家のうちですが、筆頭になります
これは、
この四ツ谷という場所が、
どれほど徳川家にとって重要かということですね
西の国々、
北の国々への、
威圧の意味がありました。
そして、
この四ツ谷よりも外側に屋敷を拝領している外様大名を監視するのが、
何よりも大切な任務だったんですね
ですから、
この辺りの土地に住んでいた武士たちは、
街へ出ても、けっこう威張った態度の者が多かったのではないでしょうか
この時代は、
世襲制ですから、
私がシナリオに書いている安政時代の幕末では、
まともに刀も振れない四ツ谷者が、
岡場所あたりで、
下級武士に難癖つけているの姿が見えるきがしますね
※ちなみに紀州家上屋敷は、現在の迎賓館、
そして、尾張家上屋敷は、自衛隊市ヶ谷駐屯地になっていrます。
切り絵を眺めると、
本当に想像が止まりませんね。
私は、実は方向音痴で地図は苦手なんですが、
切絵図では、
自由に江戸の町を歩くことが出来ます
そんな魅力も、
この古地図の楽しみ方かもしれませんね。
さて、
また次回の「切絵図さんぽ」をお楽しみください。
江戸はまだまだ広いので、
新しい発見があったら、
このコーナーでご紹介させていただきます
よろしくお願い致します~
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