『研ぎ師伊之助深川噺ができるまで 195』 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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~ライターのつぶやき~
「ドラマCD編集中!!!」



久しぶりのブログ更新となりました・・・

タイトルにもなりましたが、

現在私は、

制作中のドラマCD、

『研ぎ師伊之助深川噺』第一話

の編集真っ只中におります




そもそもこの企画は、

日本が誇る時代劇映画のスケールを、

ドラマCDの世界で再現するために始めたものです。

(立ち上げた制作部の名前がオーディオキネマという由来ですね




そこで苦労があったのが、

なんといっても、

ストーリーやキャラクターの創作の問題でした。

それは、

この作品を、

時代劇ファンだけでなく、

アニメファンの若者にも、

楽しんで頂きたかったからです




ですから、

この『研ぎ師伊之助深川噺』を、

素直に楽しんでいただける、

王道のエンターテイメント作品にする必要があったんです

(娯楽と重厚さが合わさった作品を目指したんですね

有名声優さんに沢山ご出演頂いたのも、

この辺りが大きな理由になります




今思うと、

これら全てにこだわっているうちに、

現在の長~いシナリオが出来上がったんだと思いますね

作品を書き上げた時は、

「これでこそ時代劇だ

なんてひとり満足気でしたが、

いざエンジニアさんと編集を初めてみると、

その作業の大変なこと、大変なこと・・・・




膨大な音源素材テイクに、

膨大な効果音のリスト、

無数の音楽など、

パソコンの音声波形とのにらめっこが、

何日も続いています




しかし、

本番録音で作った音源を一つ一つ聴き返してみると、

これほど幸せで楽しい時間は、

未だかつて味わったことがないと、

しみじみ感じることが出来るんです




それは、

ベテラン声優さんのセリフの素晴らしさです。




声優芸歴が30年や40年、

中にはそれ以上の方もいらっしゃいます。

そんな方々が、

時代劇ゼリフを扱った時、

本当の魅力が放たれていると思います




それは、

時代劇ゼリフには、

日本語の魅力が詰まっているからですね。

伝統が積み重なって生まれた言葉です。

武士言葉に町人言葉。

商人言葉にお百姓言葉。

身分や生活様式の違いが生んだ、

様々な言葉の違いですね

江戸の中でも、

作品の舞台となった深川や本所では、

特に独特な気質が誕生しました。




当時の江戸には、

いくつもの言葉の節回しテンポの違いが存在していたんですね。

声優さんの中には、

そんなところまでキッチリとキャラクターの個性に繁栄して頂いています

それは素晴らしい役作りなんです

私は、

ベテラン声優さんが、

長いキャリアで培った知識と経験を、

この作品で頂戴しているような気がしています

本当に、勉強になることばかりですね




この作品、

あまりの作業の大変さに、

完成が遅れるのではないかと不安ですが・・・

現在奮闘中であります。

ぜひぜひ、

気長にお待ちいただきたいと思います

とても素晴らしい声優さんのお仕事を、

たっぷりと封じ込めた作品になることは間違いありません

すべての世代の皆さんに、

楽しんで頂けると思います。




発売をお待ちの皆様、

しばし、ご辛抱を~

 

 

 

 

 

 

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