声優と演じるキャラクター | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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ライター・演出の私が行っているワークショップで、

 

参加者が悩んでいる姿を見ることがありますショック!

 

 

 

 

そんなトレーニング中の話を、

 

 

 

 

 

今日は書いてみようと思いますニコニコ

 

ちなみに、

 

参加者の悩みのタネは、皆が気づいていながら、

 

忘れがちなことですよにひひ

 

 

 

 

 

私のワークショップでは、

 

私の執筆したシナリオ『研ぎ師伊之助深川噺』を使いますニコニコ

 

トレーニングで使うシーンは、

 

いつも一週前に渡していますので、

 

皆さん、しっかり読み込んで来て頂きますグッド!

 

 

 

 

しかし、

 

いざ、そのシナリオを演じてみると、

 

どうも上手くいかないことがあります・・・。

 

「しっくりこない」という表現がピタリと来るでしょうかしょぼん

 

そういった場合、

 

まずはシナリオの読み込みを一緒に行いますビックリマーク

 

(参加者全員で、同じ方向への、正しいシナリオ理解を行います音譜

 

執筆者である私への質問なども、

 

この時に全て解決しておきます。

 

 

 

 

ここで重要なのは、

 

シナリオにセリフ(文字)で書かれていない感情を理解することですアップ

 

キャラクターの大事な心情は、大抵文字にはなっていませんからね。

 

そこが、ドラマのいいところですからね!!

 

キャラクターに言わせずに、観客へ感じさせるんですね。

 

(クゥ~~ラブラブ!

 

 

 

 

シーンを十分に成立させるには、

 

他にいくつも注意することはありますが、

 

まずは、そこを理解すると、

 

観客に伝えるべきドラマティックな要素も表現出来てくるものですグッド!

 

演技に十分なエンターテイメントも感じますね。

 

セリフの掛け合いの間」なども、自然に熟したものになるもんです。

 

 

 

 

 

しかし・・・まだ、しっくりと来ないことがあります汗

 

 

 

 

なぜなのか・・・はてなマーク

 

 

 

 

 

これは、

 

私が思うに、

 

お客さんが納得するキャラクター、

 

イメージしやすいキャラクターに、

 

 

役作り出来ていないのではないでしょうか。

 

私は、声優さんの仕事において、

 

役作りの段階でかなり制約があるように思えます。

 

少し具体的に説明してみましょう得意げ

 

 

 

 

この独特な役作りは、

 

特に声優という仕事に特化した技術だと思います。

 

(映画やテレビの俳優ならば、もっと自由にできるものだと思います。)

 

声優という仕事のジャンルにおいて、

 

その仕事場は、

 

アニメ、外画、オーディオドラマといったものがありますグッド!

 

それら仕事への役作りとして、

 

制作側も観客も、

 

声優さんには、分かりやすいキャラクター、演技を求めてはいないでしょうかはてなマーク

 

 

 

 

例えば、

 

「お調子者でずる賢いヤツは、

 

声質は細く、ちょっと高音である。

 

演技は早口で、笑う時は高笑いが似合う」

 

といったような固定観念ですにひひ

 

この先入観は、

 

声優さんにとっては非常に厄介ですが、

 

観客としては、

 

そのキャラクターの、作品での立ち位置が指示されているようで、

 

分かりやすくていいことかもしれませんチョキ

 

とくに、子供が観る作品ならば、ありがたいですねニコニコ

 

 

 

 

 

でも、

 

声優の自由にキャラクターを作り、演じることが出来ればいいのに、

 

なぜこんなことになったのかはてなマーク

 

 

 

 

これは、

 

今までの大ベテラン声優さんが、

 

オリジナリティーあるキャラクターを生み出してきた中で、

 

次第に、観客側に植え付けられた固定観念(イメージ)かも知れませんビックリマーク

 

(ベテランの強烈な個性が、定着してしまったんですねあせる

 

 

 

 

しかし、

 

お客さんは、確かに分かりやすいですねチョキ

 

だから声優さんは、

 

ここをしっかり押さえて、

 

リサーチする必要があると思います。

 

 

 

 

どのキャラクターも、

 

自分がやりやすい声・演技へ引き込んでは、

 

観客は魅了できない可能性があるからですビックリマーク

 

ドラマ(アニメや外画)における、

 

様々なキャラクターの個性のジャンルを知る必要があると思います。

 

それら個性に合せて、観客のもつイメージに近いキャラクター(声質・演技)へ、

 

自分を近づけていく必要も検討しなければならないでしょうビックリマーク

 

 

 

 

 

私が思うに、

 

映像の俳優よりも、余計な制約が多いのが声優の仕事だと思いますニコニコ

 

ですから、知識や技術が求められて、難しいんですね。

 

 

 

 

基本的に、

 

演技トレーニングをしている時も、

 

プロの声優○○さんなら、このシーンを、どんな声・演技で演じるだろうはてなマーク

 

このキャラクターにピッタリとくる声優さんは誰だろうはてなマーク

 

とプロの演技をイメージするのもいい方法だと思います。

 

これは分かりやすくていいですよね。

 

一度キャスティングディレクターになって、

 

イメージキャストを想像してみてください。

 

シナリオのキャラクターに親しみが湧いてくるかもしれませんね。

 

(注:これは、シナリオがしっかり理解できていての作業ですよ~べーっだ!

 

 

 

 

 

これは、

 

 

 

 

逆を言えば、

 

常に、観客が納得する演技を探っているということです。

 

100点満点の基準は、絶対にお客さんですからねニコニコ

 

この知識は、

 

皆さん誰の頭にも、

 

イメージがありますよね。

 

大好きなアニメ作品や外画作品のイメージですねグッド!

 

 

 

そこにスムーズに寄って行くことができればいいですね。

 

 

ライターより

 

 

 

 

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