ドラゴンクエスト日記 -117ページ目

044.沼地の洞窟---ローラ姫  on ドラゴンクエスト I

ドムドーラからマイラの村の南方にある沼地の洞窟まで一気に通り抜けてきた。


何度も行ったり来たりしているので、いろいろな抜け道もだいぶ覚えてきている。
それに道中に現れるモンスターももはや障害ではなくなっているので、この好タイムをマークすることが可能になったのだ。
とはいえ、やっぱり徒歩移動はしんどいなぁ。
ハゥ( ゚Д゚)=3



海底トンネルとなっている沼地の洞窟は今日も冷えており、吐く息は真っ白だ。
レミーラで照らし出された洞窟内はどんよりと湿り、不快なことこの上ない。
ローラ姫(かどうかはわからない)はずっとこんな場所で囚われているのだ。



たとえそれがローラ姫ではなかったとしても、ドラゴンに囚われた美姫を少しでも早く救出しなければ、僕の男が廃るというものだ。


そして僕は、再び洞窟内にある大きな扉の前までやってきた。

この扉を開けて先に進めば、そこにはドラゴンと囚われのローラ姫(たぶん)がいる。


・・・大丈夫。僕ならやれる。
ドラゴンなら、これまでに二匹も倒した。
きっとやれる。やらなきゃいけないんだ!



自分で自分に気合を入れ、扉をゆっくりと押し開く。
以前にも嗅いだことのある獣臭があふれ出し、それをかき分けるように奥へとゆっくり進む。


歩きながら剣を抜き、ただドラゴンを倒すことだけに集中した。

ドラゴンはその異様な雰囲気に気がついたのか、寝ていた首を持ち上げて扉の方向に目を向ける。
そして剣を抜いた僕が近づいてくるのを見ると、いい退屈しのぎがやってきたと思ったのか少しうれしそうに叫び声を上げ、大きく伸びをすると僕に踊りかかってきた。



これまでに二回だけとはいえ、ドラゴンと戦うことができて本当によかったと思う。
確かにこのドラゴンは、ドムドーラの町で戦った野良ドラゴンとはどこか違うようだ。
しかし所詮は同じドラゴン。



炎を吐くタイミングや振り回す尻尾の間合いなどは、これまでに対戦した二匹とさほど変わるものではなかった。
もちろん楽勝の相手ではない。
だが、負ける気はしなかった。



ドラゴンもそれがわかったのだろう。
焦りからか怯えからか攻撃に大振りが目立ち始め、何度かひらりと攻撃もかわすことができた。
あとはこれまでと同様、ホイミで体力を回復しつつ相手にダメージを与え続け、そして今回もドラゴンの両目の間に鋼鉄の剣をつきたて、息の根を止めた。



大きな音を立ててドラゴンが地面に倒れ、その先で一人の美姫が目を丸くしてこちらを見ているのが分かった。
いま、何が起きているのか。何が起きたのかを必死に考えているに違いない。
その驚いた顔も、とても美しかった。



ドラゴンが完全に息絶えたことを確認し、血しぶきを払った剣を鞘に戻して部屋の奥へと歩いていく。
そこには天蓋つきの大きなベッドと小さなテーブル。そして椅子が一脚あるだけのとても狭い部屋だった。

そしてそこに囚われていた女性が、ようやく事態が理解できたのか、大きな瞳に涙を浮かべて僕に駆け寄ってきた。



「ああ! 私を助け出してくださる方がいらっしゃるなんて! 私はラダトームの王女、ローラと申します。もしあなたがおいでにならなければ、私はいずれ竜王の妻に・・・。ああ、考えただけでも恐ろしいですわ・・・。リューン様。私をお城まで連れて帰ってくださいますのね?」



やはりこの女性がローラ姫だった!



しかも、なんと竜王が自分の妻とするべくローラ姫を囚えていたというのだ。なるほど、それで今日まで無事だったということなのか。
五体満足でいられたことだけでも、不幸中の幸いというべきだろう。



ローラ姫がうるんだ瞳のまま僕を見上げ、お城まで連れて帰ってくれるのかと聞いている。思わずそのまま僕の妻としてどこかへ連れ去りたくなったが、それでは今度は僕が追われることになってしまうだろう。
そんなことをしたらご先祖様の罰が当たりそうだ。



こくりと僕はうなずき、ローラ姫を抱き上げた。この洞窟を抜けてラダトーム城までたどり着くには、鍛えられていない女性の足では到底おぼつかない。
疲れるのは確かだが、お姫様抱っこで進んだほうが一緒に並んで歩くよりははるかに早くたどり着けるだろう。



それに、本当にしんどくなったらリレミトで洞窟を出て、ルーラでラダトームまであっという間に戻ることができる。
でも、それはしばらく伏せておいて、今回の冒険で初めての二人旅をもうちょっと満喫させてもらおう。



それもただの二人旅じゃなく、相手がとびっきりの美女となればもうルーラなんて使っていられないね。
男としては!



「まあリューン様。うれしゅうございます。ぽっ・・・」
いきなり抱き上げられたことに驚きを見せつつ、ちょっと照れているローラ姫。
むむぅ、カワイイゾ。。。



竜王の妻候補として粗略な扱いは受けていなかったのだろう。
綺麗なドレスと石鹸のいい匂いが漂うローラ姫に比べ、僕の鎧は泥と埃にまみれているし、最近はお風呂に入っていないのでたぶん猛烈に汗臭いはずだ。



そんな僕の腕の中でも、ローラ姫はにこやかに笑ってくれている。
あぁ、なんだか恋の予感・・・。


しかし相手は一国の王女。へんな期待を持つのはやめて、一刻も早くラダトームまで送り届けねば。

それにしても・・・綺麗だなぁ。。。


===今日のリューン===
レベル 13
HP    39
MP    51
お金   14789
経験地 6669

道具   やくそう×4、かぎ×6、りゅうのうろこ、ようせいのふえ
武器   はがねのつるぎ
鎧    はがねのよろい
盾    てつのたて
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