2012年11月03日 別府観光港にて
先週、久々の坊主と言う仕打ちを受けていながら、懲りもせずに観光港。
いや、本当は関の江の防波堤に行こうと思っていたのだが、事の他風が吹いていたので、観光港に来てしまった。
先週の状況と、知り合いからの情報を総合すると、どう考えても日出近辺にチヌが集合しているのだが、どうしても日出の釣具屋には行く気がしなくて、ついついスルーしてしまう。
客よりも偉そうな店員って、どうよ?
まぁ、僕の場合は、付き合いが長くなればそれだけプッツンする確率が高くなるわけで、どんどん友達も減っていくって寸法さ。
一人は慇懃無礼だし、一人はクレームで出せと言った僕の言葉に「無理です」って返しやがった。「御前はメーカーか!」と怒鳴りつけてしまったので、顔を見るだけでも気分が悪い。
大好きな釣りに行くのに、初っ端の餌の仕入れで不愉快な思いはしたくない。なので、ついつい別府に行ってしまうのですよ。
そう、我が町日出には、一軒しか釣具店がないのです。いや、もう一軒ダイワの看板を上げている店があるのですが、店頭に並んでいるのは野菜。むか~し昔の雑貨屋さんみたいな店でして・・・
まぁ、そんなこんなで本日も別府観光港にて竿を出すことにしたのです。
本日は、割と早目の時間に到着したので、先ずは棒浮子の全誘導から。
餌取がうじゃうじゃ居るこの季節。どう言う理由かわかりませんが、2号の仕掛けでズドンと沈めるよりも、針の重さだけでふわりふわりと沈む餌の方が底まで届く。滅法時間がかかるのが玉に瑕ですがね。
で、キザクラの全遊動用アタッチメントに自立の棒浮子を組み合わせて、天邪鬼な性格全開の仕掛けで流します。全遊動と言えば玉浮子、このアタッチメントも管付きの玉浮子ようだろう。と知り合いに言われますが、なんのなんの、棒浮子でも立派に全遊動で流せます。
それに玉浮子と違って半分以上水面下に沈んだ棒浮子は、表層だけの流れで浮子が流されることがないので長時間、撒き餌の中に刺し餌を漂わせることができます。
もちろん、浮子止めを付けてないので二枚潮だろうが、三枚潮だろうが、刺し餌と撒き餌は潮に流されるまま漂って行きます。浮子と逆方向に流れるのもありってことです。
全遊動で棒浮子は沈むのか?
もちろん沈みます。アタッチメントの所を頂点としてくの字に曲がっている道糸。魚が餌を喰って引っ張ると道糸は直線になろうとします。これにより浮子は沈みます。細身の萱浮子なら、玉浮子よりも感度はいい。
ただし、自立の萱浮子なんて代物は、もう滅多なことでは手に入らない。かろうじて入手できた萱浮子に鉛を貼り付け自作していますが、それも手持ちの萱浮子が無くなったら終わりです。
遠矢浮子?
あれは、遠投用です。足元を釣る僕の釣りには合いません。足元のチヌは警戒レーダービンビンなので、重い浮子は引き込まないのです。
船釣りで釣る沖のチヌは、10号の棒浮子でも平気で引き込みます。
チヌにとって、沖の深い所は安全で、岸壁や防波堤の近くは餌が豊富だけど危険な場所って、ことですかね?
警戒心の強さが全く違います。
ただ、この季節にわんさかいるカワハギとクサフグの稚魚の当りは、なかなか微妙です。無風でうねりもなく鏡のような水面なら分かるかもしれませんが、そんな海には出会ったことがない。
1時間ほど仕掛けの調整をしながら餌取と遊んでいると、10センチくらい水面から出ていた浮子トップが半分くらい沈みました。道糸を張ると、そのまま海面に吸い込まれて行きます。魚の存在を確かめる感じで、ゆっくり90度くらい竿を回転させると、動きに同調して竿が曲がります。
コツンコツンと竿を叩くのは、メイタではないかな?
20センチを少し超えるくらいのメイタちゃん。写真を撮って「さよ~なら~ (^.^)/~~~~」
それから暫く全遊動で遊んでいたのですが、さっぱり餌取りに通用しなくなったので、2号の半遊動に変更しました。しかし、こちらも全面、全層にいると思われる餌取には通用せず、当りは無いし、餌も無い。要は、仕掛けが馴染む前に餌を喰われているのです。針の重さで棒浮子が沈んで、魚の動きを伝える体制になった時、既に針は丸裸。浮子が沈むはずがない。
万策尽きたと夜を待ちます。
真っ暗になれば、たまに底まで餌がもちます。
しかし、いざ暗くなってみると、底は穴子の入れ食い、浮かせれば鯵の入れ食い、もうどうにもこうにも打つ手が無くて、21時前に撒き餌が切れて納竿とあいなりました。
餌取が散らなかったのは、チヌが撒き餌に寄らなかったから。今夜、チヌさんはお留守でした。
明けて日曜日(11/4)は、主夫の日です。いくらなんでもそろそろ炬燵を出さなければ夜が寒い。
いえ、炬燵を出すと言っても、土台と天板は夏でもテーブルとして使っているので、ホットカーペットを出し、その上に土台を乗せ、炬燵布団を被せて天板を乗っければ終わりなんですが、空きスペースがあると、すぐに物を置いてしまう性格のおいら、天板の上は物だらけ。ってことで、これの片付けが大変なわけ。
で、なんとかその面倒な作業も終えて、見事冬支度完了。
そうなると、釣りの虫が騒ぎ出す。
もちろん、夕方近くになって本格的な釣りをするのは気が引ける。なので、こんな時は防波堤巡り。たいてい、どこかに知り合いがいて、情報収集するだけでも気分は晴れる。
日出の漁港に行ってみると、仲良しではないが、そこの常連さんがいた。その常連さんの所に辿り着く前に、海中に巨大な赤い影。70センチはあっただろうか?真鯛か、或いはカンダイ。どっちにしてもチヌ釣りの仕掛けでは取り込みが難しいサイズの巨大魚。そして、その巨大魚が去ったあとには、お手頃サイズのチヌがうようよ。
「しまった!今週はやっぱり日出だった」
常連さんにその話をすると「真鯛が寄っち来ることもあろうで。何年か前にチッカリンでお六十何センチの真鯛を釣った人がおったわ」
「はい!それは私です」
「え?あんたかえ?」
「はい、わたしです」
「あんた、色んな所じ、色んな魚を釣っちょるなぁ」
「でへ」
やっぱり、釣りの極意は魚の居る所で竿を出す事です。居ない魚は、どんな名人でも釣れません。




